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もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

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コーヒー8

養成所と警備隊の本部は目と鼻の先にある。だが、メビウスがこの本部に入るのは、入学式の後の見学以来だ。
ゾフィーの歩調に合わせて小走りで追っていたメビウスは、正面玄関に来ると流石に速度を緩めた。多くの人が出入りしているが、誰もがゾフィーの気配に気付くと、背中を向けていた者も居住いを正して敬礼した。
頬を膨らませて付いて来たメビウスだったが、次第に表情が強張ってきた。
(そうだ、隊長ってこんなに凄い人なんだ・・・・)
正隊員達の視線がゾフィーに向けられているとは分かっていても、隣にいるだけで圧迫感を感じてしまう。
ゾフィーは涼しい顔で廊下を通り過ぎ、時折顔見知りに軽く手を上げたりしていた。
「どうした? こっちだ」
ゾフィーが廊下の角で立ち止まる。
「あ、はい・・・・」
メビウスが慌てて近寄ると、今まで念力で浮かせていたカップやサイフォンがすいっとメビウスの手に収まる。
「ここから先はセキュリティフィールドが敷かれていて、私でも能力が使えない。持っていてくれ」
「はい」
突き当たりの何も無い壁にゾフィーが手を翳すと、別の一面にエレベーターの扉が出現する。
ゾフィーはメビウスの背中を軽く押して促した。
窓のない無機質なエレベーターの中で、メビウスはゾフィーを見上げた。
「ん?どうした?」
「あ、いえ・・・何も・・・・」
ゾフィーにしてみたらどうかはわからないが、メビウスからしたら気まずい沈黙が続いた。やがてエレベーターが終点に着く。
「さて、もう少しだ」
わざと迷路めいて作られた廊下を通り、ようやく目当ての部屋の前に着く。ゾフィーの言葉ではないが、確かにかなり歩いた。
「さ、入りたまえ」
「失礼します」
メビウスが入って最初に目にしたのは、プレートの山だった。
タロウの教官室の更に十倍はあろうかというゾフィーの部屋は、手前側に秘書たちのデスク、正面奥にゾフィーの机がある。左右には更にドアが設けられていた。その部屋の右半分が、足の踏み場もない程プレートに占拠されていた。
「うーむ、ちょっと貯まりすぎたような気がするが・・・・」

ほらね、兄さんが絡むと早いんだから。
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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