もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

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石の人魚10

ゲンは数名の隊員と共にマックシャークで潜航していた。海上をマッキー2号と3号が編隊を組んで飛ぶ。
バイアは先に遠洋漁業に出ていた漁船を襲っていた。波間に船体の破片が浮かんでいる。
ダンはそれを見て歯嚙みをしながら、レーダーに映るだけのマックシャークに向かって通信を送った。タンカーへ航路変更の要請は出したが、バイアのスピードはそれ以上に早い。
「バイアの姿は捉えたか?」
『はい。攻撃を開始します』


レーダーを見ていた隊員は、ダンの許可をもらうと、レーダーでバイアの位置を確認して振り返った。
「おおとり隊員!」
「はい!」
ゲンはミサイルのスイッチを押した。自動追尾式原子魚雷が続けざまにバイアに向かって発射される。
水を通して伝わる爆発の鈍い振動がマックシャークを軽く揺らした。

「来たか!」
海面が大きく盛り上がる。下から攻撃を受けたバイアが、逃げ場を求めて浮上してきた。
「ヤツの頭を狙うんだ! 攻撃開始!」
各マッキーから一斉にミサイルが発射される。上半身を覗かせたバイアに何発ものミサイルが突き刺さり、爆発した。
海面を打ってバイアが暴れ、長い髪をマッキーに向かって伸ばす。
二機が髪に機体を貫かれる。
「気をつけろ!」
ダンは鋭く高速で伸びる髪を裂け、レーザーを発射する。髪が熱で焼き切れた。
危機を察知したのか、バイアが海中に潜る。

バイアが海中に入ると、接近していたマックシャークからでもバイアの姿が視認できるようになってきた。ゲンは更に魚雷を発射する。
腹の付近は外して狙うと、何発かが海底に当たって砂煙が舞い上がった。
「くそ! これじゃ見えない!」
「レーダーで確認するんだ!」
灰色の砂が沈静化せずに漂う。バイアの位置はまだマックシャークの正面にいるはずだった。
音もなく忍び寄った髪がマックシャークを握りしめる。
「な、なんだ?!」
「髪です! バイアの髪が・・・・!」
操縦している隊員は、必死に髪を振り解こうとするが、絡まった髪は全くその力を緩めない。
「第二格納庫に浸水が始まっています!」
ゲンはその言葉を聞くと、席を立ちあがった。
「閉めてきます!」
「あ、おおとり!!」
制止の声を聞かず、狭い潜水艦の通路を走って第二格納庫へと入る。ZAT同様、宇宙人の技術を応用して作られたという潜水艦は、装甲に小さな穴を開けられていたが、海底の高圧にもまだ耐えていた。
ゲンは内側から分厚い扉を閉め、密閉空間で一人になった。
左手を前に突き出す。
「レオーーーーー!!!!」



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