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もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

もしも総監が東光太郎だったら第一話5

和菓子屋さんのある通りには、運航会社別にバス停が三つあった。フェニックスネストを経由する路線は、そのうち一本だ。
だが、そのバス停の前には数人の主婦がバスを待ちながらおしゃべりをしているだけだ。
「あの人達の誰かが総監なんでしょうか?」
「それはないでしょ」
マリナははあっと溜息をついた。おばちゃん達は、GUYSの制服に気付くと、こちらをちらちらと見て話をしている。
「しょうがねえ、おいジョージ! おまえ行ってこい!」
「なんでオレが!」
「おまえは女に人気あんだろうがよ!」
「そんなに女っ気が欲しかったらおまえが行け!」
主婦に向かってお互いを押し出す二人を見て、マリナは再度溜息をついた。
「あーもー、まったく」
「僕が聞いてきます」
ミライはマリナの返事を待たずに、主婦の好奇の視線の真っただ中へと入って行った。
「ああ、ちょっと! ミライ君!」
「すみません! ここにヒガシという人はきませんでしたか?」
元気な若者の声に、主婦たちは一瞬気圧されたのか
「ヒガシ?」
と首を傾げて静かになった。
「50代ぐらいの男の人なんですけど、ここのバス停の時刻を調べていたって聞いたものですから」
ミライの後ろからマリナが補足した。
「ああ! ほらさっきの!」
「そうそう! イイ男だったわよね~」
「違うわよ、イケメン、 イケメン!」
どっと笑いが起こる。ミライは目をぱちくりとさせた。
「いたんですか?」
「ええ。ちょうどバスが出たばかりで、次のまで時間があるから、散歩してくるって」
「ほら、そこの公園」
マンションの隣の、遊歩道のある大きな公園を指さす。
「あっちに歩いていったわよ」
おばさんパワーから離れて会話を聞いていたジョージは、ちらりとバスの時刻を見た。20分間隔だった。
「なんで20分ぐらい待ってられねーんだよ!」
思わずリュウは公園に向かって叫んだ。
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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