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もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

石の人魚7

・・・・さ・・・、お・・・・ん、おお・・・・さ・・、おお・・さん・・・・

意識は急激に浮上した。背中にぽたりと一滴だけ水をたらされたような、本能的に身構えるような衝動に突き動かされて。
「きゃ!」
小さな悲鳴が聞こえ、続いて全身に激痛が走った。
「大丈夫? おおとりさん」
いきなり起き上ったゲンに驚いた百子は、一瞬ゲンから離れていたが、すぐにベッドの上でうずくまるゲンを気遣った。辺りを見渡すと、病院の一室のようだった。体のあちこちに包帯を巻き、ガーゼを張り付けている。
「あ、ああ・・・・大丈夫・・・・」
「まだ寝てなくちゃだめよ」
百子は優しく窘めてゲンを寝かせようとするが、ゲンはやんわりとそれを断った。
「あの怪獣は?! 飲みこまれた人達は?!」
百子が首を横に振ると、ゲンは布団を撥ね退けてベッドから降りた。
「おおとりさん、まだ無茶よ!」

よたつきながらもMACステーションに上ると、ダンが難しそうな顔をしてレーダーを睨みつけいた。
「隊長!」
「ゲン、戻ったのか」
「はい」
階段を降りる時に一瞬顔を顰めたが、ダンはそれぐらいの傷など気にしてくれない。ゲンも構わずダンの傍による。
「隊長、あれは一体何なんですか?」
「バイアだ」
「バイア?」
ダンはレーダーの一点を指した。
「アルカリ星人という宇宙の奴隷商人が使っている、奴隷を捕獲するためのロボットだ。
捕獲した奴隷を運ぶための宇宙船が土星の近くまで来ている」
「奴隷に?! じゃあ、捕まった人達はまだ生きているんですか?!」
「おそらくはな」
ゲンは拳を握りしめた。
「やります! 捕まった人達を、必ず助けます!!」

そういやレオって、人が死ぬパターンはたくさんあったけど、人を救出するパターンってなかったよなーと思いつつ。今日もいきあたりばったり。
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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