もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも〜」的な話を載せたりするブログです。

セカンドコンタクト24

「そうなんですか?!」
「ああ。まあ、そのうち慣れちゃったけど」
「・・・・・僕も慣れれば大丈夫ですか?」
メビウスは心配そうにタロウを見上げた。
「慣れるもんだよ。でも、それよりも、もっと素敵な事がいっぱい待っているんだ」
「素敵な、こと・・・・?」
タロウはメビウスの止まった涙を指先で拭ってやった。あまり綺麗に、とはいかなかったが。
「そう。色々な星に行くってことは、それだけ色々な出会いがある。そうやって出会っていった人々の中で、お父さんやお母さんよりも大事な人ができるかもしれない。光の国よりも大事な場所ができるかもしれない」
そういうタロウの表情は、今までの僅かな時間ながら、メビウスの見たことのあるタロウのどの表情とも違っていた。
「タロウ教官は、ありましたか?」
「もちろん!」
そう言ってタロウは、メビウスの頭を勢いよく撫でた。
「わわっ?!」
「警備隊っていうのはなあ、人を守るだけじゃなくて夢とロマンもあるんだぞ!」
メビウスの頭を撫でるタロウの声が、ちょっとだけ詰まる。何かを我慢しているように。
だが、メビウスはそれには気付かず、ぽろっと別の言葉をこぼした。
「タロウ教官に頭撫でてもらうと、お父さんみたいな気がします」
「え?! そりゃ酷いよ。これでもまだ12000歳なのに!」
タロウはお仕置きとばかりに、またメビウスの頭をぐりぐり撫でた。

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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