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もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

もしも総監が東光太郎だったら第二話14

サコミズはガタッと席から立ち上がり、続いて椅子の上に倒れるように座り込んだ。眩暈がしたのなんて何年ぶりか、あるいは初めてかもしれない。
甘かった。
『うちの愚弟よりもよっぽどしっかりしている』
と笑っていった彼の言葉を鵜呑みにしていた。


ガンウインガーに通信が入った。スカイホエールからだ。
『こちら東。これから援護に入る』
モニターに映った顔に、リュウとミライは目を丸くする。
「「そ、総監?!」」
光太郎はリュウ達と同じ行動隊の服を着てヘルメットを被っていた。首には白いスカーフを巻いている。襟の色が赤でも白でもなく、黒だということに、ミライだけが気づいた。
『君たちはケムジラかインセクタスのどちらかに絞って攻撃するんだ』
光太郎がそう言っている合間にも、インセクタスは自らを攻撃した相手を見つけ、振動版を激しく振るわせる。ミライの耳に、蟲の羽音が聞こえた。また大量に呼び寄せられたのだ。眼下では同じようにして操られているのか、ケムジラが暴れ始めた。
「でも・・・・」
メテオール搭載機とはいえ、スカイホエールは30年近く前の旧型機体だ。
「GIG!」
渋るリュウの代わりにミライが返事をした。
「ミライ?!」
「リュウさん、総監なら、きっと大丈夫です」
ミライはにっこりと笑ってみせる。
(総監なら・・・兄さんだったら、絶対に)
「わかった」
リュウは僅かに後ろを振り返ると、正面を向いた。
「GIG!」
『ようし、行くぞ!』
スカイホエールの底部が開き、中からバスケットのようなものが吊り下げられてきた。
「?」
「なんでしょう、あれ?」
バスケットはもうもうたる白煙を撒き散らしている。それをぶら下げたまま、スカイホエールはガンフェニクッスの上部を通過した。そのまま蟲の大軍に突っ込む。
「あ、危ない!」
思わず叫んだが、リュウの予想通りにはならなかった。煙に巻かれた蟲達が、逆にばたばたと落ちていく。
「リュウさん、ガンウインガーについていた蟲も落ちていきます」
「何?!」
スカイホエールは更に旋回して、インセクタスとケムジラの周囲を飛んだ。二匹の怪獣は煙に触れると苦しいのか、手足を激しく動かして暴れだす。スカイホエールは微妙な距離を保ちながら、時折牽制のミサイルが発射した。
「すげえ! 何だあれ?!」
「リュウさん、インセクタスに攻撃しましょう!」
ミライはケムジラの吐き出した糸で、更に体をからめとられたインセクタスにターゲットを指定した。
「よし!」
『メテオール解禁!』
サコミズの声がタイミング良く響き渡る。
「パーミッショントゥシフト! マニューバ!!」
ガンウインガーが金色の光を放ちながらマニューバモードに変形する。
「スペシウム弾道弾、ファイヤーーー!!」
トランスロードキャニスターから発射されたスペシウム弾道弾が、インセクタスの体表を焼き、貫いた。
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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