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もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

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もしも総監が東光太郎だったら第二話12

主の帰還を迎えた執務室は、一晩で模様替えをしていた。
簡素な机と椅子はマホガニー製に、本棚資料棚も一見すると地味だが質の良いものが揃えられている。
「まったく・・・仕事って言ったってハンコ押しばっかりじゃないか」
ペッタンペッタンと大小様々なハンコを押しながら、光太郎はぼやいた。何か武器の開発案でもないかと更なる書類をめくってみれば、どこかの式典のスピーチまでが混じっている。
「ええ~!? こんなのまで!」
もともとデスクワークにはさっぱり向いていない体質である。
一旦ハンコを放り出して、机の上に直に顎を乗せて大きくため息をついた。
「あのムシ怪獣、どうなったんだろうなあ」
机のスイッチを押すと、小型モニターにディレクションルームに映されているものと同じ映像が表示される。
「!! ケムジラじゃないか!」
テッペイの開いたアーカイブドキュメントを見て、光太郎は目を丸くした。確か今朝は昨日見たクワガタ系の怪獣の調査に向かう様にはずだ。
「・・・よし!」
光太郎が意志を固めて席を立ちあがった瞬間、総監室のドアが開いた。入ってきたのはトリヤマとマルだ。
「や~総監、遅くなって申し訳ございません。なにぶん、記者会見が長引きまして・・・」
「トリヤマさん、丁度良かった!」
光太郎は書類の束を持ち上げると、そのままポンとトリヤマの手に渡す。
「おおっと?!」
紙の意外な重さにトリヤマがよろける。マルが慌てて支えた。
「ハンコは全部押し終わってますから、後の文章はよろしくお願いします。あ、それからスピーチも考えておいてください。
じゃあ!」
軽く手をあげて閉まりゆくドアの向こうに消えていく光太郎を、二人は茫然と見送った。
「マル、い、今のは・・・・」
「多分、『仕事しろ』ってことじゃないでしょうか」


ジョージはジグザグに走りながら、徐々に山の方へと移動していた。だが一歩の歩幅が違いすぎる。
「ジョージ!」
マリナは叫びながらバスターブレッドを発射した。ケムジラの注意が自分の方を向く。ケムジラの口元から、嫌な音がする。咄嗟にマリナがとった行動は、更にケムジラに接近することだった。白い糸が頭上を通過し、畑の上に粘つく網を張った。
「こっちだ!」
顔を煤だらけにしたジョージが叫ぶ。先程マリナが命中させた箇所に、もう一発バスターブレッドを当てる。思ったよりも柔らかいケムジラの外皮が破け、緑色の体液が流れた。
「よし!」
ぐっとジョージは拳を握りしめる。
ケムジラは痛がるように被弾した箇所に腕を当てると、合流した2人に背を向けた。
「逃げる気か?!」
更にもう一発当ててやろうと、トライガーショットを構えた瞬間、ケムジラの臀部から黄色いガスが噴出された。
「うわっ! げほっげほっ!」
「きゃあ! ごほっ、ごほっ・・・」
かなりの密度のガスが目に入り、また猛烈に臭い。
視界を奪われた二人の前で、ケムジラはいそいそと穴を掘って地中に逃亡した。
やっと出せたよ、仕事している総監w
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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