もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

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もしも総監が東光太郎だったら第二話9

ガンウインガーから見下ろした大奥山の表面は、先程ディレクションルームで見たのと同じだった。地上にはまだ穴を開けた存在の姿は見えない。
「ひでえな・・・・」
「地下に、巨大な生命反応があります」
「よし、例の超音波を使っておびき出してみるぞ」
「GIG」
ミライがスイッチを入れると、インセクタスの胸部にある振動板から発せられるものと同じ高周波が、ガンウインガーから発せられる。
「さー、出て来いよ~・・・・」
リュウは眼下を見ながら唇を舐めた。


「あ~、びっくりしただよ。ゆんべいきなり『バリバリ』つってる音がしてな。おらぁ鎌持ってきたら、でっけえ青虫さいでな」
「じぃさん、そのまま腰ぬかしちまってぇ。喰われねぇで良かったただな。あはははは・・・・」
農家の縁側で、ジョージとマリナは苦労して事情聴取をしていた。腰の抜けたというおじいさんは甚平を着ていたが、いたって元気そうだ。農作業用の服を着ているおばあさんが、二人にお茶を出してくれた。
「その、良かったですね・・・・」
「あの、今、『青虫』って言いましたよね?」
「んだ」
「茶色、じゃなかったんですね?」
インセクタスはカブトムシやクワガタよりも、茶羽根に似ていると思っているマリナは、老夫婦の言った色を耳敏く聞きつけた。
「ありゃあ青虫だ。ほれ、そこのキャベツもみーんな喰われちまっただよ」
おじいさんが指さしたキャベツ畑は、真ん中のキャベツ玉が食い荒らされている。辛うじて外側の葉っぱが数枚、根元についているような状態だった。
「酷いな・・・・」
ジョージの目には、食いちぎられた葉っぱの一枚一枚までがくっきり見える。よりによって食べられる部分だけとは。
「あ」
マリナが小さな声をあげた。
「どうした?」
「何か、聞こえる・・・シャリシャリって・・・食べてる・・・・あっちの方」
マリナの指さす方を見て、おばあさんが目を細めた。
「あー、スイカはまだ見回ってなかっただな」
2人は顔を見合わせると、スイカ畑に向かって走っていった。
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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