もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

あなたの為なら壊します38

80が連れてこられたのは、2回ぐらい見学にきたことがある、宇宙警備隊の本部ビルだった。
「え、君たちの言うバイト先ってここ?」
「「そうです」」
「有能な人材は、若くても即戦力です!」
「先輩は真面目そうだから、きっと戦力になると思います!」
「いや、ちょっと待って! 僕はまだ高学年になったばかっりなんだよ! 警備隊で即戦力になんてなれるわけないよ! 単位がいくつ足りないと思ってるの?! まだ光線技の応用授業が始まったばっかりなんだよ?!」
しかも周囲の視線が痛い。学生が年下の少女たちに引きずられて警備隊ビルの中を移動しているのだ。そろそろ質問されるかもしれない。
双子の少女たちは、周囲の視線などまるっと無視して、隊長室があるセキュリティエリア用のエレベーターの前に80を連れてきた。人影が少なるなってきたことに、80が少し怖くなる。
「ね、君たち何処に連れていくつもり?」
「仕事現場です」
「ちなみに現場では私達の方が先輩です」
二人は得意げに小さな胸を張った。
ビクビクしながらエレベーターにのると、二人はフロアボタンを隠しながら押す。
(ものすっごくマズイ場所だーーーー!!)
エレベーターの中には窓もなければ鏡もない。まだ未熟な80にはわからないが、たぶん監視カメラはある。浮遊感もないので、上に行っているのか下に行っているのかもわからない。
やがて音もなく扉が開くと、キルシュとペシェが先に降りた。そしてぐるぐると廊下を歩かされ、地味な扉がいくつか続くうちの一つの前で止まる。扉には室名も何も書かれていなかった。
「さ、着きましたよ」
「隊長~! アルバイト一名連れてきました~!」
「た、隊長~~~~~?!?!?!」
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