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もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

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ケーキ

「こんにちは」
何時もの様に教官室に入ったメビウスは、来客用のソファに座っている四人を見て吃驚した。
(宇宙人だ!)
しかも光の国とは国交がない惑星の。四人はテーブルを囲んで何かをしていた。
一人がメビウスに気付いて軽く手をあげる。
「やあ」
「は、はい・・・・」
(どうしよ、教官のお客さんだし、何時もみたいに入ったら・・・・でも、なんだか優しそうだし・・・・)
「どうしたんだ?おいで、メビウス」
「!」
手をあげた宇宙人が自分の名を呼んだことに、メビウスはびくっと肩を震わせた。
「あ、あの・・・僕・・・・失礼しますっ!」
「あ、おい!」
脱兎のごとく部屋から逃げ出したメビウスを、一人が追ってくる。
「ひいぃぃぃ、ごめんなさいぃぃ!!」
「ちょっと待て!待つんだ、メビウス!」
がしっと腕を掴まれ、メビウスは目を瞑った。
「ごめんなさい、ごめんなさい!勝手に入ってすみません!」
「メビウス、落ち着くんだ。私だ」
強く肩を揺さぶられ、メビウスは恐る恐る目を開いて後ろを振り向いた。
「タロウ教官・・・・」
タロウに連れ戻されたメビウスは、再度来客スペースにいる残りの三人を見た。
全員本来の姿に戻っている。
「80先生、レオ師範、アストラ師範代、だったんですか・・・・」
「地球にいる兄さん達からお土産が届いてね。皆で食べてたんだ」
「お土産を、『食べる』・・・?
兄さん達って、もしかして、あの行方不明になっているウルトラ兄弟ですか?!」
はっと顔をあげるメビウスを見て、ソファに座る三人は一斉にタロウを睨みつけた。
「あ、あははは・・・・ごめん、メビウス。これ以上はナイショだ」
「本部からの命令で、本当はタロウ兄さんの言ったことすらトップシークレットなんだが」
「これ以上のことは何も言えない。悪いが」
「はい、わかりました」
メビウスは地球人の姿になったタロウの隣にちょこんと座らせてもらった。
光太郎は食べかけのケーキを再びつつきはじめた。その光景を不思議そうに見ているメビウスを見て、ゲンが声をかけた。
「メビウスも食べるか?」
「あ、いえ・・・・その『食べる』ってエネルギー摂取のことですよね?」
「ああ。でも単なるエネルギー摂取じゃない。楽しみの一つでもある」
「楽しいんですか?」
「ああ」
光太郎も大きく頷いた。
「食べる楽しみが無いっているのはつまらないな。よし、俺が教えて・・・・」
「レオ兄さん、擬態は3年生で習うんですよ。
1年生には早すぎますし、勝手に教えられても他の生徒と差別になります」
「ちぇっ、80は固いな」
ゲンはそう言うと紅茶を飲んだ。
「擬態の授業じゃ、テーブルマナーもあるんだろう?」
「そうです。
メビウス、三年生になったらちゃんと擬態を教えるし、こうして他の惑星の生態としてのエネルギー摂取も教える。
今日は悪いけれど、見ているだけだ。すまないね」
「いいえ。大丈夫です!」
光太郎は元気に返事をするメビウスの頭を、勢い良く撫でた。



タロウとメビウスの師弟は可愛いなあ・・・とつくづく思うわけです。
どんな養成所時代を過ごしていたのか・・・・
あ、養成所ってのは2CHでタイトルになっていただけです。
内山マンガだと「ウルトラ道場」になっていましたが。
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

コメント

食べる=エネルギー摂取というメビの解釈が可愛いですv
アストラの人間体はゲンと同じ姿でしょうか??

  • 2007/11/23(金) 08:05:49 |
  • URL |
  • まゆ #eSGkAR1I
  • [ 編集 ]

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