もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

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もしも総監が東光太郎だったら第一話8

透明な内翅が仕舞われ、キチン質のような外翅が折りたたまれる。オス型のインセクタスがその巨体を公園の緑地に降り立たせた。
「今だ!」
四つの銃口が火を噴いた。虫を呼び寄せる胸の高周波板を狙う。だが、それはインセクタスが顔を下に向けたおかげでキチン質の外皮に当たった。
「くそ!」
インセクタスの角が中央に寄り、プラズマが生成される。
「まずい!」
叫んだ瞬間、ビームが炸裂した。
「うわああ!!」
「きゃああーーー!!」
直撃こそまぬがれたものの、四人はバラバラの方向へに吹き飛ばされた。
「うっ・・・・」
邪魔者がなくなったインセクタスは高周波板を振動させた。
公園の草むら、木々から、一斉に昆虫が飛び立つ。
「ま、まずい・・・・」
種類を問わず雑多な虫が群れを成して向ってくるが、今のショックで誰も体が動かない。
「く・・・・うご、け・・・・!」
ミライは念力も合わせてトリプルチェンバーを動かすと、キャプチャーキューブを放った。虫たちの進行上にいたマリナの体を、青いバリアが覆う。
インセクタスは胸の振動板の更に下を開いて粘液を吐いた。雑木林がたちまちオリーブグリーンの液体に変わる。
「!」
ストロー状の管が粘液を吐きだしたところから延びてきて、溶けた緑を吸った。


子供をさっき知り合った駐在さんに預けた男性は、爆発音に振り返った。公園の緑が、みるみる溶かされ、怪獣の中に吸い込まれていく。
「ちくしょう! 怪獣め!」
彼はインセクタスを睨みつけると、辺りを見渡した。そして街路樹の枝を一本折り、公園のすぐそばで建設中のマンションへ向かって走り出した。
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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