もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

あなたの為なら壊します30

数日後、ここのところ毎朝の日課になっている、各々のデータの点検をしていたゾフィーが嬉しそうな声をあげた。
「うん、やっぱり妖精さんは能力が高いようだ」
「また来てたんですね」
「そうだ。しかも情報収集能力が高いことも判明した」
ゾフィーは秘書たちを手招きして、自分の起動させているプレートを見せた。表示されているのは、光の国の中でも要職に就いている者のの一覧だ。名前と所属などの横に、ゾフィーの感想らしきコメントがちょこっと書かれている。
「ちなみに私が書いたのは、この辺の連中ぐらいなんだが」
自分よりも年上だが、今は部下である元上司連中のあたりを示す。アシェルに感化されたのか、ゾフィーの口調もだいぶ砕けてきた。一人のレッド族がクローズアップされ、横に「ハゲ」と一言書かれている。
「なんですか、このハゲという単語は?」
「頭部に何もない状態をどこかの言葉でハゲというのを聞いたことがあるので使ってみた」
「ああ、こいつのスラッガー外れるんだ」
世の中には外れるタイプと外れないタイプがいる。アシェルは外れないタイプだ。
「それで、情報収集能力というのは?」
「うん、この辺の」
ゾフィーがその一人の前後の数人のコメントを指さした。「デブ」だの「スケベ」だの、「足が短い」だの、さんざんなことが書かれている。
「コメントは私が入れたんじゃないんだ」
「つまり、妖精さん?」
「そうだ。スケベかどうかは知らないが、まあ、デブと足が短いとかは合っているな。ふふふふ・・・・」
「ということは」
カチャリ、とレピが本日一杯目のお茶を置く。フルーツの絵柄が描かれた可愛いティーカップで全員の分を揃えている。
「上手く誘導すれば、こちらに必要な情報を揃えてくださるかもしれませんわ」
「それは使えるかもしれないわね」
「いや、そーじゃなくてさ。うまく誘導して生け捕りにしてやらねえ?」
ニヤリと笑ったアシェルに、カップを手に取ったゾフィーが震えた。



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実はですね

先週は撮り逃していた列伝。良かった、今日は撮れてた!
そろそろ消化しないと列伝の続きが見れません、幸い、GWはちゃんと休めそうなので、それまでに消化しよう。
あとXもDVDのレンタルが出てきたんで、消しても大丈夫そう。でもブルーレイ欲しい。特典ディスク見たい。

http://chat.kanichat.com/chat?roomid=urutora

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