もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

拍手、ありがとうございます!

昨日、せっかくイベントの帰りにマッサージに寄ったのに、今日の残業でいきなりパーに。
もう肩凝った! いやだー! 早く帰りたい!


駄々っ子になってる私に拍手、ありがとうございます!

yamiさん>おお、クラトーを憶えていてくださいましたか! ありがとうございます!
ゾフィー被害者の会、多分2位ぐらいです。1位はぶっちぎりでメロス。
兄さん、海賊に入ったら顧問みたいなことして一人優雅にコーヒーとか飲んでそうですよね。
そのうちグレンと会ったら、意外と意気投合しそうです。ふぁいやーへっど的なものではなく。
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イベント行ってきた!

とりあえず、名前も名乗らずに差し入れをしてみる(笑) まあ、忙しそうだったし、私の後ろにも人がいっぱいいたんで、しょーがなかったんですが。
後で中身見てびっくりしてくれればいい。

去年よりも格段に増えていたウルトラ本にウハウハしつつ、30分でやっぱり買い物終了。戦隊に一か所、ウルトラ本を出してくれていたところがあって嬉しかったー!
これでエイプリルフールまで持ちこたえられるッ・・・・!
でもミラーナイトが姫様の風呂場にうっかり出ちゃうかもという、のび太としずかちゃん家のお風呂的なネタが複数の本で見受けられたのは、やっぱりチート能力だからでしょうか(笑)
移動できるのは10光年以内とか制限あればいいのに。10光年で制限とか!
ミラーナイトのネタ率が高くて笑っちゃいました。あと姫様の率も高くて嬉しかったです。

UFZ最高ーー!!


帰りにイクスピアリ寄ったら、桜が見れました。
今の季節に咲くというと河津桜? ホトトギス(多分)が枝の上をちょこちょこ動きまわってて可愛かったです。
ゼロ達にも桜が見れたらいいのに。
スカイドンの回的に。

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なんでも屋繁盛記4-3

ゾフィーとヒカリは署長室に案内された。応接セットの前では、苦虫どころか苦い骨付き肉でも齧ってそうなマフデト星人が貧乏ゆすりをしながら座っている。テーブルの上にはテイクアウトの飲み物が置かれていた。
「やっほー、久しぶりだな、クラトー」
「何が『やっほー!』だ!! 人を出前代わりに使いおって! 地球産のコーヒーなんかないぞ!」
「でも買ってきてくれる君は良い人だな。ありがとう」
ヒカリは親密そうな二人の様子を見ていぶかしげな視線をゾフィーに送った。
「ああ、彼はクラトー。宇宙警視総監をやってる。以前、平和会議とか宇宙平和研修とか、なんかその辺で知り合って仲良くなったんだ。」
ゾフィーはプレートを出してひらひらと振り回した。
「彼との思い出はこの中にたっぷりと詰まって・・・・」
「わーーー!! しまえ! それをすぐに、し ま えーーー!!」
「そ、総監?!」
クラトーは周囲の部下の目も気にせず叫んだ。
「あ、はいはい。壊れたら大変だしね。
ささ、ヒカリも座ってお茶でも飲もうか」
進められるままヒカリはカップを手に取って蓋を取った。コーヒーではないが、どっかの惑星の有名なお茶だ。詳しくないので、飲食関係は全部ゾフィーに任せっぱなしである。
「あの、総監・・・・こいつ・・・いや、この方は?」
「元・宇宙警備隊長のゾフィー!」
犬歯をむき出しにして、お持ち帰り用カップでお茶を勝手に飲んでいるゾフィーを睨む。
「こ、こんな軽いノリのヤツが?!」
「光線はまだ現役ですw
で、クラトー。あの被害者はどういった人物なのだ? たかが第一発見者を犯人扱いは酷いな」
コロリと姿勢と表情を改めると、それだけで部屋の空気が変わる。ヒカリの久々に見た表情だった。
「私も、こいつらに聞いたばかりだが、密輸をしていたらしい。証拠を掴んだからとりあえず事情聴取をと思っていたんだが、それに気付かれたらしくてな」
こちらも流石の警視総監も表情を引き締めた。
「俺達は高跳びに利用されるところだったというわけか」
「そういうことだ。
こちらは、おまえたちが組織か何かの一員で、高跳びの手助けをしているのか思っていたのだ」
「困るなー、そういう発想」
扇を出してぱたぱたと扇ぐ。
「容疑をかけられたままだとこっちも商売あがったりだし」
パタンと扇を閉じた。
「やるか?」
ヒカリが少し嬉しそうに口角をあげた。
「君のやる気は大歓迎だ。
というわけでクラトー」
ゾフィーはお茶を飲み干すと立ちあがった。ヒカリも一緒である。
「我々で犯人を捕まえてこよう」

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拍手、ありがとうございます!

明日の為に早く寝ないといけないんですが、一杯飲んだら寝れなくなってしまいました(笑)
南部美人、美味しいよ!

そんなわけでちょっとネタ投下のために起きてる私に、拍手ありがとうございます!

yamiさん>はい、浅見光彦でw しかも警視総監の弟じゃなくて、本人がとてつもなく偉かった人です(笑) スターマークはウルトラ族にはわかるけど、他の星人にはあまり知られてない可能性もあるので、ちょっと悪い扱いを受けてしまいましたが、すぐに改善されたようです。
被害者はザラブ星人になおしておきますw 

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なんでも屋繁盛記4-2

「・・・つまり、君たちが到着した時には、既に死んでいたというわけだな」
「さっきからそう言っているだろうが! しつこいぞ!」
ヒカリがダン! とテーブルを叩いた。
「まあまあ、落ち着いて。彼らも仕事なんだし」
ゾフィーが軽くヒカリの肩を叩いて諌める。
「しかし、第一発見者に対する質疑にしては、少々物々しいようですね。
我々が何か?」
隠してあるはずの監視カメラに向かってピースを送ると、ゾフィーは余裕の表情で刑事を見た。二人は使ってない会議室のような場所で4人の刑事に囲まれて、発見した当時の説明を繰り返ししていた。
「あ、そろそろ喉が渇いたので何か飲みたいです。できれば地球産のコーヒーで」
「リクエストするな! 第一あんた達ウルトラ族は飲食しなくても生きていける種族だろうが!」
「死なないのと生きているのは実は違うんですよ。私はコーヒーで生きているんです。
ヒカリも飲むかい?」
「そんな要求が通るもんか」
「大丈夫、さっき出前頼んだからそろそろ来る」
「出前? コーヒーの?」
その時、ガチャリとドアが開き、入ってきた新人刑事らしき者が、この場の責任者に耳打ちすると、彼はぎょっとしてゾフィーとヒカリを見た。
「・・・・コーヒーガ届イタソウデス。コチラへドウゾ」
「・・・・おまえ、何やったんだ?」
「何って出前を頼んだだけさ。
で、何処で飲めるんでしょうか?」
気楽に尋ねるゾフィーを、ブリキのロボットみたいな動きをする刑事がガチガチと案内しようとする。
「主任?! どうしたんですか?」
「何かあったんですか?」
部下達がゾフィーを睨みながら上司を気遣う。
「う、う・・・う・・・・」
「ウルトラマン?」
「宇宙警視総監が来ていらっしゃるんだ!」

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拍手、ありがとうございます!

一週間が終わりました。昨日から大分暇になってきたんで、来週はまたネタ投下できそうです。月曜日だけはどんなに頑張ってもダメだっつーのは、既に帰り際に確認してきました・・・orz
とりあえず、お給料日なので日曜日に備えて銀行に行ってきました! ぎりぎり9時前で助かったぜー!


明後日に備えて浮かれている私に、拍手ありがとうございます!

リオさん>おお、なんでも屋シリーズがお気に入りとは、嬉しい限りです! いや、実は一番自分の趣味なので、あんまり書かない方がいいかなとか思ってたんですよ。光太郎総監はせっつかれるほど人気あるんですが(笑)
これからも事件を思いついたら(そしてしょーもない解決方法を思いついたら)、書いていきます!

yamiさん>兄さんとヒカリがいれば、デスクワークもガテン系もばっちりですよね。なんという両刀使い。なんでもできる男の人ってカッコイー! うちの職場もなんとかしてください、兄さん!!

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なんでも屋繁盛記4-1

ジリリリン・・・とクラシカルな電話が鳴る。
銀色の手が優雅な動きで受話器を取る。
「はい、こちらなんでも屋です」

             ~~~~ゾフィーのなんでも屋繁盛記~~~~



「今日の依頼は引っ越しの手伝いだ」
「引っ越しか。まあ、力仕事だけだし、楽だろうな」
「うん。私が重い物を運ぶから、君は貴重品や割れ物とか、取り扱いに注意の必要な物を重点的にやってくれ」
「大雑把に運ぶんじゃないぞ」
「どっちかというと君の方が大雑把な気がするんだが・・・・」
ヒカリの腕が一瞬キラリと光る。
「なんだと?」
「いや、昔を思い出しただけだ。気にしないでくれ」
ゾフィーは梱包用の道具を用意すると、ヒカリにも手渡し、依頼者の家に向かった。
依頼人のザラブ星人の家のチャイムを押すが、誰も出てこない。
「おかしいな、留守かな?」
「今日引っ越すのにか? 日にちを間違えたんじゃないのか?」
「いや、ちゃんと依頼のメールに今日来てほしいとあったんだ」
ゾフィーはプレートを取り出してヒカリに見せた。
「自分で言っておいて忘れたのか?
おい、本当にいないのか?」
ヒカリがやや乱暴にドアを叩くと、キィと、小さい音がした。
「開いてる・・・・」
「不用心な」
「まったくだ。
おーい、引っ越しの手伝いに来たぞ!」
途端にゾフィーはヒカリの後頭部を叩いた。
「お客様にそんな言葉づかいしちゃいけません!
すみません、なんでも屋でーす! 引っ越しのお手伝いに・・・・来・・・・」
開いたドアの中に入って叫ぶゾフィーの声が途中で止まる。
「どうした?」
「人が倒れてる!」
「なんだと?!」
ゾフィーはドアを全開にして中に飛び込んだ。
「大丈夫ですか?!」

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拍手、ありがとうございます!

帰りに何処も寄る時間がない・・・orz
燃えと萌えを補給したいのに、本屋も空いてねーよ! くそう、ツタヤ遠いしな・・・・。


日曜日が待ち遠しい私に、拍手ありがとうございます!

yamiさん>光太郎さんもあれから30年ぐらいたって、大分成長しましたから、荒垣副隊長みたいなところも出てきていいと思うんですよ。タロウ教官だとまだ早そうですが。「怪獣大将」の時の副隊長も格好良いですよね。
タロウは何気に手本となる大人がちゃんといる作品だと思います。
篠田さん、そんなことを言われていたんですか! ああ~、ますます総監とか隊長役で出てきてほしかったです。
意外とテッペイやコノミが風太を見れそうですね。
TACよりもやっぱりZATに就職したいですー! 意外とNLも好きだったりしますが(笑)
北斗と南の絆が強かった分、離れ離れになって、信じてくれる人がいなくなった北斗が辛く見えました。

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拍手、ありがとうございます!

早く帰れるって素晴らしいですね。これからこんな調子かな。でも火曜日に死にそうな目にあったことも何度もあるので、まだ用心しないといけません。

警戒中の私に拍手ありがとうございます!

yamiさん>お久しぶりです! そちらも大変だったようですね。また感想をいただけて嬉しいです。
サコっちはアンデレスホリゾントを再度読んで、その超絶飛行テクニックをまた見たいと思いながら、リュウさんは後に隊長として成長してもらいたいと思いながら、書いてみました。ミライと光太郎さんも合いますが、光太郎さんとリュウさんも合いますね。ウーは冬の怪奇シリーズに丁度いいと思ったのと、ドンちゃんがグロンを呼んだ?と思しきあたりから登場してもらいました。資料にAを見ていたら、TAC隊員の話の聞かない態度に腹立ってきましたが(苦笑)おまえら調査しろ、この給料泥棒どもがーー!!

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もしも総監が東光太郎だったら第八話15

風が吹き、パウダースノーが巻き上がる。雪は太陽光を反射しながら、倒れたウーの体を次第に隠していった。
「ウー・・・・」
「消えてく・・・・」
飛び立ったメビウスの姿から地球人の姿になると、ミライは風太を残してきた場所に走った。
胸を押さえて蹲る風太の姿があり、ミライは慌ててその体を支える。
「風太君!」
「うん、大丈夫。山神様も無事だったよ。
お兄ちゃん、村を守ってくれてありがとう」
「でも、風太君・・・・」
ミライの腕の中にいる風太の体に雪がまとわりつく。風太は自分の足で立った。
「お兄ちゃん、寒かったんだよね?」
「ううん、大丈夫だったよ。それより風太君、君があの怪獣を呼んで助けてくれたんだよね?」
風太は大きく頷いた。
「ミライー!」
リュウが雪を蹴散らしながらミライを探してくる。
「ミライくーん!」
「ミライー!」
他のメンバーも光太郎に連れられてミライを探しに来た。
「アミーゴ、何をやっているんだ?」
「独り言、ですかね?」
「うーん、ちょっと違うと思うけどね」
サコミズは中腰で誰かに話しかけているミライを見た後、光太郎を見た。
「僕、ずっと一人だったから、一緒に遊んでくれて楽しかったよ。
ありがとうお兄ちゃん」
「僕も楽しかったよ。雪って綺麗だね」
風太がその一言に嬉しそうに笑うと、風が吹いて雪を撒き上げた。
雪が目に入ったミライが一瞬眼をつぶると、次に瞼を開いた時、風太はもういなかった。
「・・・・風太君? 風太君?!」
慌てて周囲を探すミライは、リュウや光太郎達に気付いた。その仕草に、リュウ達がミライの側に駆け寄る。
「リュウさん! 皆も!」
「ミライ君、さっきから何をしていたんですか?」
「風太君がいなくなっちゃったんです! ほんの一瞬、風が吹いただけなのに、もう・・・・」
「風太君?」
「風太君なら、ウーと一緒に山に帰ったよ」
光太郎がミライの肩に手を置いて、倒れていたウーの方を指差す。
「帰っちゃんですか・・・・? もう?」
ミライは足跡の見えない雪原を見渡した。一緒に作った雪だるまもない。
「アミーゴ、ミライはさっきから誰のことを言ってるんだ・・・・?」
ジョージが寒そうに腕をさすりながらリュウを見る。
「わっかんねーんだよ・・・・俺だって昨日から見てないのに、ミライのやつはずーっとああ言ってるんだ」
「え? ちょっと、どういうこと?」
「雪山の伝説ってところだろうね」
サコミズが少しうろたえているジョージやマリナの背後から、ぽんと肩に手を置いて言った。
「光太郎さん、僕、風太君と一緒に雪だるま作ったんです。でも・・・・」
「雪だるまなら、ちゃんとあそこにあるよ」
光太郎はさっき走って行こうとした山の方を指差した。
「あっ!」
風太が一生懸命に雪だるまタロウの角をつけようとしているのが見える。
「あの、総監・・・・見えて、るんですか・・・・?」
リュウが怖々と光太郎の袖を引っ張る。
「風太くーん!」
ミライが誰もいない山の方に向かって手を振った。気が逸れているその隙に、そっと光太郎がリュウに耳打ちする。
「いいや。でも、俺たちが見えないからって、あそこに誰もいないとは限らないだろ?」
「それって、ミライがウルトラマンだからですか?」
「ウルトラマンだって見えないものはたくさんあるさ。
大事なのは、自分が見えないからってそれを否定しないことだよ」
「また会おうねーーー!!」


               終

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もしも総監が東光太郎だったら第八話14

パウダースノーがさらりと宙を舞った。キラキラと光る雪が次第に一か所に集まり、雪のように真っ白な毛並みになる。全身を長い毛足に覆われた巨大な生物が現れた。
「あれは・・・・!」
「ウーですよ! ウー! 雪山に伝わる伝説の!」
テッペイがガンウインガーの中で興奮した声をあげる。
ウーはメビウスを打ち据えるスノーマウントに飛びかかると、そのまま雪の上を転がった。
「あいつ、いい怪獣なんですか?」
リュウが光太郎を見上げる。光太郎は大きく頷いた。
スノーマウントはウーを払いのけると、雪の上に倒れたウーを何度も踏みつけた。ウーはその足からなんとか逃げ出すと、転がったままスノーマウントの尻尾にしがみついた。
「いいぞー! 頑張れー!」
スノーマウントは尻尾を掴まれたまま、暴れて腕を振り回す。ウーの頭に何度も手が当たった。ウーからあがるうめき声に、メビウスが背後を振り返るが、まだ雪崩が止まりきらないのでバリアを解くことができない。悔しがるようにメビウスは頭を振った。
「サコミズさん、なんとかウーの援護を!」
光太郎がメモリーディスプレイ越しに頼む。
「わかっています!」
だが、ウーはスノーマウントの尻尾を強く引っ張ると、そのまま雪の上に引き倒す。倒れたスノーマウントはすぐに立ち上がり、同じく立ちあがったウーと組みあった。
「近すぎて当たっちゃうわ!」
互いに腕を掴んだまま、押し合い、位置を変える怪獣達に、照準をつけるのが難しい。
スノーマウントの尻尾がドン・・・・! と地面を叩く。それを見た光太郎が指示を出す。
「尻尾だ! やつは尻尾で雪崩を起こしている! そこを攻撃するんだ!」
「GIG!」
「マリナ、俺が撃つから操縦代わってくれ」
「OK、任せたわよ!」
ガンローダーが空中を旋回する。それを察したガンウインガーが、翼でスノーマウントの皮膚を切り裂きそうな程に接近して怪獣を驚かせ、一瞬の隙を作った。
「バリアントスマッシャー!」
ジョージの指がトリガーを引く。二条の光のうちの一本がスノーマウントの尻尾に当たり、一条が雪を溶かした。
スノーマウントが悲鳴をあげ、ウーを地面に叩きつける。切り取られた尻尾が雪の上をのたうちまわり、メビウスの背中に当たった。スノーマウントはウーを踏みつけながら、ガンウインガーとガンローダーに向かって冷凍光線を吐いた。
「山神様!」
風太が胸を押さえて地面にしゃがみこむ。
「ミライー!!」
リュウが声の限りに叫んだ。
「あいつやられちまうぞ! お前を助けてくれてるんだぞ!!」
ようやく雪崩の収まったところで、メビウスがリュウの方を向いて頷く。
すっくと立ち上がったメビウスの全身を炎が祝福するように覆い尽くす。
炎に彩られたメビウスはスノーマウントに飛びかかると、その体をウーから引き剥がして、止まった雪崩の上に放り投げる。そして大きく飛び上がると、回転して炎を纏ってスノーマウントにキックを突き刺した。腹に風穴の開いたスノーマウントは、全身に油を浴びたように一瞬で炎にまみれ、積もった雪崩を溶かしながら倒れていった。



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もしも総監が東光太郎だったら第八話13

  セヤッ!

光の粒子が結晶化して、ウルトラマンメビウスが雪上に降り立った。舞い上がった粉雪がキラキラとメビウスの身体の周囲を舞う。
「ミライ!」
息せき切ったリュウが光太郎のところに辿り着く。
「アイハラ君! 戻ってきたのか!」
「俺だって戦いますよ!」
「避難は完了したのかい?」
「全員、小学校のグラウンドに避難させました!」
二人の頭上では、ガンウインガーとガンローダーのイナーシャルウイングが収納され、通常モードへと移行していた。
その変形の隙を守るように、メビウスがスノーマウントに組みつく。両腕の付け根を掴んだまま、横に引き投げた。バシンと音を立てて、スノーマウントの尻尾が地面を叩く。その尻尾を支えに、スノーマウントは起き上がりこぼしのようにひょいと立ちあがると、メビウスに接近した。太い腕がメビウスの胸を叩く、メビウスも負けじとハイキックで距離を取ると、そこにウイングレットブラスターが叩き込まれる。メビウスはよろけたスノーマウントに連続してパンチとキックを放った。スノーマウントは尻尾でドン・・・・! と地面を叩くと、再び冷凍光線を吐いた。咄嗟にメビウスはそれを転がって避ける。スノーマウントは、また尻尾でドン・・・・! と地面を叩いた。バリアントスマッシャーがスノーマウントの足元に打ち込まれ、メビウスが立ちあがるまでの僅かな時間を稼ぐ。
「いいぞミライ!」
「あの尻尾・・・・何をやっているんだ?」
メビウスが立ちあがり、両腕を大きく上げて構えを取る。
スノーマウントがドン・・・・! と、今度は足を踏みならした。
「おっ・・・と・・・と・・・・!」
「うわっ!?」
地上にいる光太郎とリュウが雪の上で素っ転んだ。雪の中に埋もれた耳に、水道管に耳を当てたような音が聞こえてきた。
「! この音は・・・・!」
雪まみれの光太郎が起き上がる。山が、揺れている。
「アイハラ君、逃げるんだ!」
「何言ってるんですか!」
「雪崩だ! 飲み込まれるぞ!」
光太郎がリュウを立たせた瞬間、決壊したダムから溢れた水のように、雪山から液状に見える雪が落ちてきた。
「な、雪崩だっ!」
それを目の当たりにして、リュウは光太郎と一緒に逃げ出す。
「いけない! あの雪崩の量だと、村の方にまで・・・・!」
サコミズの顔が青くなる。

  セヤッ!
 
メビウスが周囲の山から平地を守るように広範囲のバリアを張った。大量の雪がバリアに当たって、津波のように砕けて粉雪を散らす。
メビウスのカラータイマーが点灯した。
「ミライ!」
「ミライ君、しっかり!」
左右から迫る雪崩を押さえているメビウスが、がっくりと膝をつく。その背中に向かってスノーマウントが何度も腕を振り下ろす。


風太は打ちのめされるメビウスを見て息を飲んだ。
「ああっ、お兄ちゃんが・・・・!
山神様、お兄ちゃんを助けて!」

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拍手、ありがとうございます!

10時に家にいるって素晴らしいですね!

幸せいっぱいの私に拍手、ありがとうございます!

しの。さん>ゼロはこのまま憑依型のウルトラマンでいて欲しいな~ということで、今までで表現されてないパターンにしてみました。だからちゃんと気遣いもします(笑)
光太郎さんは、1話(お母さんの写真を残して船を降りる)と最終話(雑踏に消えて行く)をリピートして、あのまま地球で天寿を全うしたほうがいいのかなと思いました。タロウが誘ってもそれを蹴るというか。
晩年はタロウと過ごして記憶を渡して、最期は大勢の人に惜しまれて・・・・って、なんか今自分で考えて泣きそうなんですが。メビの後、1万年ぐらい経っているのが銀河伝説の時間軸らしいので、メビもGUYSメンバーと別れて辛いでしょうね。確かサコッチは兄さんと一緒に行くのが夢だとどこかで読んだ記憶があるので、この人だけは兄さんと一体化しているかもしれません。あとセリザワさんもいますか。
そんなのでタロウが光太郎さんと別れたのは、ゼロに自分だけが痛みを知っているわけではないというか、もっと他の兄弟に興味を持ってほしいと思ってあえてしました。


ゆーたさん>感想、ありがとうございます! 指摘されたところの訂正もしました(苦笑)
敵設定は、ダークロプステストピースとそれを作った学者、ぐらいしか考えてなくて。ええ、つまり名前が決まってなかったから出さなかったんですよ(笑)
しかし7人ぐらいがわいわい宇宙の旅をしているのは実に和みますね! トラブル色々考えてるんですが、ミラーナイトが全てをダメしてしまっているので(笑)、なんかこいつの能力を封じる制限つけられないかと悩んでいます。

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明日に賭けます

ちょっと残業が多くて今、帰ってまいりました・・・orz

明日、明日早かったら更新します!
拍手もいただいているのに、すみません・・・orz

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ゼロ設定

毎度おなじみ設定です。


ウルトラマンゼロ  光の国からアナザースペースにやってきた、割と不良ちっくなウルトラマン。
アナザースペースに於いては、巨人族に分類される。巨人族同士とは普通に会話ができるが、地球人サイズの人間とは直接会話ができないため、会話をする時はランの中に入る。テレパシーは相手の脳に負担がかかるため、基本的に使わない。まだ経験不足で世間知らずなところもある。擬態するにも参考モデルにするほどの人間に会っていないため、ランぐらいにしかなれない(自分で姿にアレンジを加えることもまだできない)。
ランとは感覚が繋がっているが、離れている場合はあまり伝わらない。また、思考はダダ漏れではなく、一個人として独立している。
好意を素直に表に出すのは非常に苦手だが、一体化したランには素直に甘える。初めて食べたカレーに感動し、以降好物に(迷子センサー搭載)。小さいものや可愛いものが好きで、この宇宙ではナオが一番好きかもしれない。
ディファレーターのない宇宙だが、ノアからもらったブレスレットのおかげで通常の恒星の光をエネルギーに変換できるようになった。
プラズマスパークに手を出したのは、両親のいない環境(母親に関しての公式がないのだが、片親でもしっかり愛情が注がれていれば、あそこまで暴走はしないと思う)にいた所為で、愛情に飢えていたのが元ではないかと思われる。父親だと判明したセブンは、憧れ→憎悪→自慢できる父親と二転三転した感情の末、慕っているがゆえに親の前で良い所を見せたがるところに落ち着いてしまったよう。つまり親にも素直じゃない。


ラン ゼロと一体化した青年。惑星開拓を専門に行う集団に属している。ばあちゃんはアヌーで3個目の惑星開拓という大ベテラン。開拓が始まったばかりの頃にアヌーに産まれている。父親がどうやってバラージの伝説を知ったかまではわかっていない。
ゼロと一体化し、一回分離しているが、その時の記憶はない。ナオやエメラナから話を聞いて、巨人の姿をおぼろげに思い出す(多分ダークロプスの色違いぐらいの認識)。しかし後にゼロと感覚が繋がっていることが判明。二人にせがまれ、ゼロを探し出す。瀕死の状態ながらもゼロが敵ではないと看破したり、弟を託したりと、洞察力に優れている。弟のナオには甘い。エメラナとは最初は距離や身分に戸惑ったものの、今ではすっかり妹のように思っている。基本的に穏やかで優しいお兄ちゃんだが、無言実行型なので、怒らせると次の展開が読めない。たまにジャンバードの愚痴も聞く。一行の家計簿もランが担当。料理もする。
ゼロとは物理的接触のある時に限り、ラン側から自分の中に引き入れることが可能。また、ランの意識でゼロの身体を動かすこともできるが、感覚はランのままなので大変痛い。戦闘技術もおぼつかないので、よっぽどのことがない限りはやらない。ゼロのことは弟のように思っている。


ナオ ランの弟。素直で真っ直ぐで熱血漢。少々暴走気味だが、それも兄のランが押さえてくれるという安心感から。兄と同じ姿ながらも自分より更に猪突猛進気味なゼロを見て、自分がしっかりしなくちゃという使命感を持つ。今は忙しい兄に代わってゼロとエメラナの面倒を見ようと頑張っている。最近グレンファイヤーと話をするのが楽しい。
機械の操縦は得意で、修理もそこそこできるが兄に頼りがちな面も。誰とでも友達になれるように、人を多角的に見れる目を養うようにしている。
平和になったら勝手に出て行ったゼロに対して少々怒っており、何がなんでももう一回会う! と決めて兄とエメラナを動かす。

エメラナ 惑星エスメラルダの第二王女。ナオに触発されてゼロを探す旅に出た。見つけたゼロは宇宙警備隊を作るというので、マネジメント業務を引き受ける。しかし姉と違って組織運営等の勉強はあまりしてこなかったので、現在国元と通信教育で勉強中。もしドラ読んだらいいよ。『宇宙警備隊』を広めようと日々頑張っている。この宇宙有数のエネルギー保有国家=金持ちなので、組織立ち上げに用意した金額は桁外れ。ミラーナイトとジャンバードはそんな王家に仕えているので、金銭感覚がエメラナ同様おかしい。まだ人間いれても7人しかいないのこれはいかにと、ランとグレンファイヤーで財政管理をすることに。
ゼロのことは結構気になっているが、再会するまでの間を埋めてくれたランも気になり始めているお年頃。


ジャンバード エスメラルダ王家に仕える鋼鉄の武人。ゼロに無理矢理宇宙警備隊に引き入れられてしまう。国元を離れていたが、再会したエメラナの顔を見て、勝手に出て行ってしまったことを恥じ、平身低頭忠義を尽くすことを誓う。忠誠対象以外には食えない面も見せる。
人間側一行の足。一度エスメラルダでブリッジその他の改修を受けている。歴史や宇宙地理にも詳しく、何処へ行くにも頼りになる。最近ゼロやグレンファイヤーがエメラナに悪い影響を与えないか心配している。
ゼロがランの中に入るとグレンファイヤーに蹴られたりするので、そのうちジャンボットになって喧嘩に発展。ナオ大迷惑。


ミラーナイト 鏡の国の勇者でエスメラルダ王家に仕える騎士。ゼロに誘われ、鏡を通って帰ればいいやと、軽い気持ちで職務放棄をしていたら、エメラナに見つかって平身ry。
体のサイズは自在に変更可能。一行を少し離れた立ち位置で、客観的に見ている。でも面白そうなことには手を貸す。理知的で、相手の心情を頭で考えて察することができる。しかし表には出さないが、内心では激昂したり、執念深かったりする。


グレンファイヤー 束縛を嫌う自由人。今はゼロと一緒に宇宙のあちこちを世直し旅に出ている。
自分が認めた相手としか話しをしないが、一度認めるととことん親身になる。また、一行の中では常識人の方で、ランを手伝ってどんぶり勘定ながら家計簿の手助けをしたりする。あちこちを放浪した経験も含め、友人や知り合いが多く、一行の情報収集や物資調達を担当している。意外と物知りで、豆知識を披露することも。最近はナオに色々教えたりするのが楽しみ。ゼロがランの中に入ると面白くないのでジャンバードに八つ当たりする。


ヘルシング カイザーベリアル陛下に仕える可学者(不可能を可能にする)。ダークロプスゼロやマレブランデス、ディメンショナルコアを作ったりと、かなり天才。そしてイっちゃってるベリアル様のストーカー。常に自分のアンドロイド(黄色いイルカ)を通して行動しており、本当の姿を見た者はベリアルしかいない。ダークゴーネを通じてベリアルの配下になる。
ベリアルの完全なるクローンを作ろうと、マレブランデス内に多数の隠しカメラを仕掛けており、ベリアルの一挙手一投足までつぶさに記録してある。ゼロから見たベリアルの記憶を得るため、ゼロを狙うことにする。ランからの変身も知っており、ランがゼロと記憶を共有しているのではないかという仮説の元、ひっそりとランもつけ狙う。


ダークロプステストピース ヘルシングがカイザーベリアルの記憶を元に作ったウルトラ戦士たちのコピーロボット。光線技特化や宇宙機動特化、キック技強化、パンチ技強化、地上機動特化など、様々なタイプが作られており、プロトタイプのダークロプスゼロよりも外見はかなり歪。
ダークロプスゼロが自爆する際に転送したデータにより、光の国の位置とゼロの戦闘データがベリアルの元に送られ、量産型ダークロプスの生産へと活かされる。
他にも生産されたプロトタイプのダークロプスワン(ウルトラの父似)、ツー、スリー以下省略(初代、セブン、ゾフィー、タロウ、メビウス、ダイナ、レオ兄弟似等)も、別のバースに飛ばされている。ナンバリングはベリアルとの交戦時間が多い順(恨みの順もあり)で、なぜかウルトラの母似は作られていない。



巨人族 ヒト族よりも少数だが、特殊能力を持った者が多い、巨人達。グレンファイヤーやミラーナイトもこちらに数えられる。ヒト族とは普通に会話できるし、商売もする。この宇宙では日本人から見た外国人程度の認識。巨人族の産まれる惑星は、ヒト族の惑星よりも面積が大きい。


ヒサ 地球でいうナンやピザ生地に近い食べ物。


スプゥル 多角面結晶体。高速演算装置に組み込まれている。繊細な結晶で、人間の手で発掘、選別、研磨、が行われる。

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

ゼロの世直し宇宙旅1-16

「今日のお昼は、昨日の残りのカレーだよ!」
ナオがえっちらおっちら鍋を抱えてテーブルの上にドン! と置く。
『残り物?! おまえ達、姫様になんというものを食べさせるんだ! すぐに廃棄しろ!』
「言い方が悪かったよ。一日経って熟成したカレーだ」
ランは小麦粉のようなものを丸めて焼いたものを置く。混ぜたり伸ばしたりが意外と力仕事なので、これを作るのはランの役目だ。
「ヒサですね。これはエスメラルダにもあります」
エメラナは嬉しそうにヒサを手に取る。
「できたてのカレーも美味しいけど、次の日のカレーも美味いんだよ!」
わかってないなぁ、とナオは人差し指を立てて左右に振った。


「姫さん達は今日もカレーか。
いいのか? なくなっちまうぜ~?」
「いいんだよ。ほら、さっさとしろよ!」
(ランに迷惑ばっかりかけるわけにはいかないからな)
ゼロはぐっと拳を握りしめ、グレンファイヤーに突っかかっていく。
「お~っと、そんな真っ直ぐな動きで俺に勝とうってのか?」
グレンファイヤーは体をのけぞらせてゼロの拳を避けると、そのまま両膝でゼロの脇腹を挟んで、勢いのついたゼロを投げ飛ばした。
「うわっ?!」


「あの二人も飽きないねー」
「得意技が違うから、互いに刺激にはなるだろうけど、でも一つを極めるにはちょっとまずいんじゃないかな」
ランはカレーを乗せたヒサをぱくりと食べる。
「うん、美味い!」


「くそ、やりやがったな・・・・!」
もう一度拳を固めるゼロの中に、不意にカレーの味が広がる。
「う・・・・」
それ続いて何度も何度も。
「うう・・・・」
「おら、どうした?!」
ファイヤースティックが伸びてきて、ゼロの頬をかすめる。
「うるせえ!」
自在に伸びるファイヤースティックを上下左右に避けながら、グレンファイヤーに接近するが、拳が届く前に蹴りが来た。
「ぐっ・・・!」
脇腹を押えてゼロはランのいるジャンバードの方を見る。
(今の、痛いって伝わっちまったか?)
気にする必要はなかった。すぐにまたカレーの匂いが伝わってくる。離れているから感覚が遠くて、昨日と今日の違いなんてわからない。それでもカレーだというのは絶対にわかる。
「そらそらそら! よそ見してんじゃねーぞ!」
肌を舐める炎を咄嗟に避け、ゼロはグレンファイヤーの手首に向かって掌を伸ばした。
「おっ?!」
スティックの支点を掴まれて、グレンファイヤーの動きが一瞬止まる。ゼロはグレンファイヤーの手首を掴んだまま前宙でグレンファイヤーを飛び越えて、後頭部に膝蹴りを加えた。
「おわっ?! 首痛ぇ!」
「へへ・・・勝負あったな!」
ゼロは唇の上を擦ると、赤い光の玉になって真っ直ぐジャンバードに向かう。
ランが残っていた最後のヒサにカレーを乗せると、ふわっと赤い玉がランの中に入る。そのまま豪快にばっくりと一口でヒサを食べてしまった。
「美味い!」


『2分40秒だ』
「私の予想の方が近かったな」
「もうちょっと持つかと思ったのによ」
『できればそうなって欲しかったのだが・・・・。
こら! 静かにしないか!!』



              終わり
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ゼロの世直し宇宙旅1-15

ゼロはベッドに腰を下ろすと、じっとランの両手を見た。
(俺は、ランに悪い事をしているのか・・・・?)
傷こそないものの、まださっきの痛みは鮮明に憶えている。
元々ランを救うために一体化したのに、それが彼に負担をかけている。離れていても、その痛みは弱まるだけで二人は繋がっている。
そして、自分の体に押し込められて初めてわかった、もどかしさと不自由さ。ナオやエメラナとの会話が不自由なので気軽に出入りをしていたが、ゼロを受け入れている間のランは、同じ様に自分の意思通りに動かない体を疎んじていたのかもしれない。
何よりも、自分の所為で死ぬかもしれないという、あの恐怖感はゼロを酷く臆病にさせていた。これほどの繋がりを持ってしまった相手を喪った時の虚無感と喪失感、痛みに、恐ろしくなる。
寒気を感じてゼロは膝を抱えた。
(そういやタロウは、一体化していた人間が死んだんだっけ・・・・)
明るく快活な養成所の筆頭教官は、普段はそんな様子は微塵もみせなかったし、たまにメビウスに自慢げにその人間のことを話ししていた気がする。
(痛くなかったのか? なんで別れたんだ、そんなに一緒に居たかったのに)
今の自分のように迷惑がかかるから離れたのだろうか。だが、離れてもランにはゼロの痛みがわかるし、仮に自分が戦死しようものなら、彼の精神も道連れにしてしまうかもしれない。
(それは、誰だって同じことだ。俺達だけが特殊じゃない)
内側から聞こえた声に驚いて、ゼロは一瞬目を見開くと、意識を深く沈めた。
意識の戻ったランがそこにいた。
(ラン!)
(そんなに心配することじゃないよ、ゼロ)
(けど、おまえ・・・・)
(家族だって、恋人だって、自分に近い人の痛みは自分と同じように感じ取るもんだよ。喪った悲しみに引きずられてしまうことはあるけれど、繋がっているからこそ、それだけじゃいけないとわかるんじゃないのか?)
ランがゼロの手を取った。
(俺のことで責任を感じる必要はない。おまえが居てくれたおかげで、俺はまだこうして生きているし、両親との約束通り、ナオを守ることだってできている。ありがとう)
(そんなに、礼とか、言われてもよ・・・・俺は、おまえの事、利用してる、悪い奴だし・・・・)
(利用じゃない。これだけ繋がってるなんて、家族と一緒じゃないか。家族を頼るのは当然だろ?)
何も言えずに俯いて肩を震わせるゼロの手を、ランが軽く引っ張ると、ゼロはランに抱きついた。

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拍手、ありがとうございます!

たっぷり10時間以上寝たら、やっと吐き気が止まりました。
もー、会社行きたくね~。

へこたれてる私に、拍手ありがとうございます!

しの。さん>同じ道を通っている人が今ここにッ! いや~、嬉しいですv
今回はちょっと地味目ですが、またGUYSメンバーが驚く活躍をする光太郎さんや、兄弟をうんざりさせる兄さんを書いていきたいと思います。
初代さんの弱み握ってるのって、兄さんだけなんだよな~(笑)

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ゼロの世直し宇宙旅1-14

ゼロ達はタトゥイナの地表に降りて残ったレギオノイドやダークロプス達を蹴散らすと、保護していた住人達を下した。
ランの姿になったゼロが、まだ眠ったままのミーナを抱えてジャンバードの外に出ると、輸送艦の別部屋に入れられていたニーナが、ナオに連れられて走ってきた。
「ミーナ! ミーナ!! しっかり!」
妹と似た顔立ちのニーナは、気絶したままのミーナにすがりつく。
「傷の表層部分は治ってるから、あとは深層部分を治療すればいい」
そう言うと、心配そうに立ち会うおじさんにミーナを預ける。
「でも、いっしょにいたおばさんは助けられなくて・・・・ごめんなさい」
ナオが項垂れる。
「私の目の前でも、殺された人は何人もいます。辛いけれど、助かった人達がいるだけで、良かったと思います。
無力だった私達を助けてくれて、ありがとう」
「貴女はとても勇気のある方だと思います。
お辛い中、お手紙をくださったこと、見つけられた幸運に感謝をします」
エメラナはニーナにお辞儀をすると、そっとミラーナイトの方を見た。
「でも、あいつに逃げられちゃったのが悔しいなあ。名前もわからなかったし」
「あいつは、ヘルシングと名乗っていました」
「ヘルシングか・・・・」
ゼロは俯いてアンドロイドの顔を思い出す。姿と同様に、その名前すらも使い捨てかも知れない。
「もしまた、何か恐ろしい者に襲われることがありましたら、こちらにご連絡ください」
エメラナが名刺ぐらいの大きさの紙を手渡す。一応”宇宙警備隊”として動いている彼らの連絡先だ。
(あー、そういや”営業”でドサまわりやってるんだった)
グレンファイヤーはその光景を見て、首の後ろをぼりぼりと掻く。
「それじゃあ、元気でね!」
「お健やかにお過ごしください」
ニーナ達が手を振ってくれる中、ゼロも黙って頷くと、ジャンバードの中に入る。
『随分静かにしていたな。何かあったのか?』
「別に」
ジャンバードにそっけなく返すと、ゼロはブリッジに行くナオとエメラナとは別の通路に足を向ける。
「兄貴、どこ行くの?」
「部屋にいる」
それだけ言うと、足元の少し先を見ながら寝室に使っている部屋に向かった。

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明日やりますorz

ちょっと具合悪いので、って、明らかに残業の所為なんですが、明日書きます。すみません・・・orz

アマゾンからメールが届いてたので、それだけチェックしたら、今回の映画の予約が始まってました。
メモリアルボックスはブルーレイだけですか・・・うぬ。
まだ再生機持ってないけど、仕方ない。

両方買うか!!

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もしも総監が東光太郎だったら第八話12

「GIG!」
「パーミッショントゥシフト マニューバ!」
マリナはブリンガーファンのスイッチを入れた。回転速度を通常よりも遅くして、貯水池の上だけの局所的竜巻を引き起こす。減圧によってもたらされた低温に、貯水池の水があっと言う間に怪獣ごと凍りついた。
「スペシウム弾道弾発射!」
ガンウインガーから4発のスペシウムが放たれた。氷の彫像と化したスノーマウントの全身が、熱と光にまみれた。
「よっしゃ!」
それを見ていたリュウが地上でガッツポーズを取る。
だが、割れたスノーマウントの氷の破片は、爆風の熱で溶け、足元の氷と融合し、そしてまた残っていた脚部に次々と張りついていくと、あっという間に復元してしまった。
「そんな!」
「どういうこと?!」
驚くジョージ達のガンローダーめがけて、スノーマウントは冷凍光線を吐いた。だが、マニューバモードの動きのおかげで直撃は食らわない。それもあと10秒ほどしか残っていない。
「落ち着くんだ。まだ通常の火力攻撃手段は通じる。クルーズモードに戻り次第、攻撃を続けるんだ」
サコミズの落ち着いた声が二人を奮い立たせる。
「くそ、マケットウインダム持ってきてれば・・・・!」
リュウは歯ぎしりをしながら走りだす。
光太郎もすぐに近くに武器になりそうなものがないか視線を走らせる。今は空中に向けて冷凍光線を吐いているが、あれが地上に向けられたらまずい。
「雪をお湯で溶かしても、すぐに凍っちゃうのと同じか?」
「光太郎さん、僕、行きます!」
ミライはスノーマウントに向かって走りながら左腕を掲げた。
「メビウース!!」


巨体が雪の上に降り立った音に、風太は顔をあげた。
「あ、お兄ちゃんだ!」

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拍手、ありがとうございます!

午前様になる前に帰ってこれて良かった・・・・。
人増やせ、人!


ちょっと荒んでる私に、癒しのお言葉ありがとうございます!

しの。さん>いらっしゃいませ! 真夏座レポからいらっしゃったとは、ありがとうございます!
光太郎総監、大人気だ!TV放映時から、最後まで光太郎さんが出てくるのを待ってもやもやしていたのを、ここで吐きだしております。光太郎のタロウへの変身は、書いたらもう次書かなくなちゃうんじゃないかと自分で心配している部分もあります(苦笑)でも実際に書いたらそーでもなかったぜ! になるのかな。今は一番大事な敵さんを考えております。
あ、隊長室のモトネタは、ご明答でございます(笑) アレン君が好きですねー。そのまえのアーサー、バーラーの頃からやりこんでおりますよ!

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拍手、ありがとうございます!

落ち込みはとりあえず、ウルトラなチョコレートで癒すことにしました。スーパーに売ってたんで、ついふらふらと。ベリ様のチョコ欲しい。ブランデーたっぷりのボンボンがいいな。大人なビターでカカオ86%ぐらいのやつ。
昔、ディアボロスというカクテルを頼もうとしたら、メニューに書いてあるのにアルコール度数が高すぎて、店の人に断られたということがありまして。ウルトラなバーとかあったら、ディアボロスの代わりにベリアルというカクテル出して欲しいです。
ゼロはなんか世間知らずな感じがするので、他の惑星の街中行って騙されたりしないか心配だ(笑)


アルコール逃避中の私に、拍手ありがとうございます!

リオさん>ジャーロは持ってるんですよ。でもそろそろ邪魔なんで処分して本買おうかなーと思っていたら、図書館にあったんで、そっちでまとめ読みしてしまいました(笑)ティガの白狐の森、ダイナのジ・アザーもある図書館です。誰が入れてくれたんでしょうか。
来週もまた一週間乗り切って、ネタに没頭したいと思います。

yamiさん>そのカザモリさん、なんかゼロの入っていたランを好きになったエメラナ姫という構図にものごっつ似てますね。ゼロと姫様はまだまだ淡すぎて可愛い感じでしたが(というかゼロにとってピグモンの延長線上が姫様だったら・・・・)同じような形になったらランが気の毒だなあ。なんつーか、セブンは女の敵じゃないだろうか(笑)
一応、私はラン個人としてもエメラナと接している時間があるので、どっちかという二人の間で揺れる姫様とか考えてますが、恋愛ものは苦手なのでそこまでは行かない可能性大。

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もしも総監が東光太郎だったら第八話11

「怪獣・・・・!」
ミライがしばらく走っていくと怪獣が何かを追いかけるかのように、下を向いて走っているが見える。
「あれは・・・・、光太郎さん!」
光太郎は足場の悪い雪の中を、時折振り返りながら、どこかに向かって走っている。転げるように雪にダイビングをして、振り向きざま、スノーマウントに向かって雪玉を投げた。雪玉は冷凍光線に当たり、巨大化してスノーマウントの足元に落ちる。それに足を引っ掛けたスノーマウントは、前のめりに地面に倒れた。バリバリと氷の割れる音がして、スノーマウントが貯水池に落ちる。
「よし!」
上手く水を被らなかった光太郎は、満足そうに頷いた。
「光太郎さん!」
「ミライ君! 風太君とどこに行っていたんだい? 顔が真っ青じゃないか!」
ミライの顔を見た光太郎は、驚いてミライの頬に手袋を外した手を当てる。それからポケットから使い捨てカイロを取り出すと、ミライの手に押し付けた。
「体が冷えていると堅くなる。怪獣の攻撃だって避けられなくなるぞ。俺はこれから直接攻撃してみるから・・・・」
エンジンの爆音が光太郎の声を遮った。
「ガンフェニックス!」
「一旦離れよう!」


眼下に光太郎とミライの姿を発見したサコミズは、冷水をばしゃばしゃとはね散らかしている怪獣を見下ろした。
「姿かたちは、ドキュメントTACにある超獣アイスロンに似ていますが、異次元反応はありません!」
「超獣は、ヤプールが作りだしたものだけじゃないと言うからね。昔からこの辺に棲んでいたのかもしれないな」
「隊長! 攻撃しますか?!」
貯水池の上から起き上がったスノーマウントを見てマリナから問いが入る。サコミズは雪の上を逃げる光太郎とミライを確認すると、頷いた。ガンフェニックスを分離させる。
「テッペイ、ウイグレットブラスターだ」
「りょ、了解! ウイグレットブラスター、発射します!」
「バリアントスマッシャー!」
ガンローダーとガンブースーターからミサイルが発射される。体のあちこちで爆発が起こり、スノーマウントが腕を振り上げ、冷凍光線を吐きだす。第二波で撃ったミサイルが次々と凍り、雪の上に落ちて行く。
「み、ミサイルが不発に?!」
「ジョージ、あの冷凍光線に気をつけるんだ。
メテオール解禁!」

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LP=0

ゴセイジャーの録画に失敗した・・・orz

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拍手、ありがとうございます!

拍手は毎日あって嬉しいんですが、コメントもらったのは久々なので舞い上がってます。
嬉しいのは、拍手多くても、昨日、一昨日書いたのじゃなくて、一か月ぐらい前とか、時にはもっと前の話にも拍手が入っていたりすること。どこからか流れてきた方が入れてくださっているのだと思いますが、以前書いたものを評価していただけるのは、凄く嬉しいです。


ウルトラ、第2期の小説欲しいなー。私が持っているのは金城氏の書いたセブンの台本付きの小説と、北束氏(飯島監督)の「ジャイアント作戦」だけなんですよ(アンデレスホリゾントは何故か図書館にあった)。何が言いたいかって憑依型ウルトラマンに関する説明が欲しいなーと。タロウと光太郎は親からも似ていると言われるので、多分双子がうっかり異星人同士に産まれてしまったようなもんだと思っていますが、郷さんはジャックさんと人格の逆転起こしてるような感じがするし(初期は書会話も成立していたはず。もっかい確認必要だ)、エースも夕子が抜けてからは、北斗の人格とエースの人格が融合しているような気がします。あと平成セブンはみてないんですがカザモリさんはなんか人格が徐々に侵されているような話を聞きました。怖いような感じもしますが、この辺りの考察っていうのは色々やると楽しいのです。
ハヤタが自分の中で小さいウルトラマンが寝そべってる想像をしているシーンが好きなんですが、そういう記憶まで抜けちゃうのは悲しいですね。
個人的に理想の関係はマックスとカイトだと思ってます。
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ゼロの世直し宇宙旅1-13

惑星タトゥイナを見下ろすように、輸送艦の外に出たゼロが浮いていた。
異変を察知したダークロプステストピース達が、ゼロに向かって攻撃を仕掛けてくる。左右を見たゼロは、咄嗟に上に飛んで攻撃をかわす。光剣を伸ばした左腕の太いメビウス似のダークロプスが迫ってくる。ゼロはそれに気付いたが見ているだけで、避けようともせずに立ちつくす。刃が届くほんのわずか数メートルのところで、ようやくカウンター気味にエメリウムスラッシュを放つ。腕を失い、勢いの殺がれたダークロプスの胴を掴んで投げ飛ばす。
ゼロの背後が爆発する。
「おいおい、何チンタラやってんだよ! 敵はこのできそこないのダークロプスだけじゃねぇんだぞ!」
爆発したロボットの残骸を払いのけ、グレンファイヤーはファイヤースティックで180度周囲を示した。輸送艦ブリガンデに、そこから次々と吐きだされるレギオノイドとダークロプス。
ゼロは言葉もなく頷くと、惑星タトウィナを背に立ち、ゼロワイドショットをブリガンデの一群に叩き込む。爆発の光が幾重に反射し、煌めいて、視界を奪われた一軍を、シルバークロスが葬った。バトルアックスが宙に伸び、次々とレギオノイドを横薙ぎに切り裂いていく。


ゼロは次々と倒されていくベリアルの残党を見て、驚いていた。おかしいのだ。自分はここにいるのに、親しげにゼロに声をかけるグレンファイヤー達の姿が。それに何より、
(俺はこんなノロマじゃねぇ!)
光線を撃つタイミング、回し蹴りのスピードだって自分のものではない。テクターギアをつけていたってもっとマシな動きができる。それともう一つ。
レオに似たダークロプスが、太い脚からエネルギーを出して蹴ってくる。咄嗟にそれを両腕をクロスしてガードしたが、触れた腕が火傷と骨折を同時にしたかのような激痛をゼロによこした。
「ぐあああっ!!」
だが、実際に体は無事だ。痛みに耐えながらもダークロプスレオを弾き返したゼロは、痛む腕をこらえてエメリウムスラッシュでダークロプスレオを切り裂いた。
(おかし、こんなの、本人に比べたら全然なんでもないのに、なんだってこんなに・・・・。
ッ・・・・・まさか!)
「ラン?! ランか?! おまえが俺の身体を動かしているのか?!」
頷く気配がする。
後ろから続けざまに来ていた二体のダイナのダークロプスが同時に蹴りを入れてきた。背骨と内臓が同時に破裂でもしたかのような痛みに、ゼロは声を殺した。みっともなく漏れたうめき声に、誰にも聞こえずとも腹立たしくなる。
「代われ! 止すんだ! おまえの感覚じゃ耐えきれない!!」
ゼロとランとでは感覚が違う。100度の温度でもゼロには何も感じないが、ランでは火傷してしまう。そのランの感覚のまま、頑丈なゼロの身体を通して戦闘するなど、死なないままにいたぶられているのと同じだ。激痛を通り越した発狂レベルの衝撃に次々と襲われ、ゼロは叫んだ。
ブリガンデに向かって慣れない手つきでゼロスラッガーを投げたのがわかった。
「バカ! そんなんじゃなくて光線で一発で・・・・」
「あの艦は、今一番タトゥイナに接近してるんだ。大き目の破片を残したら、地表に落下する」
殴りかかってきたダークロプスダイナの腕を受け流し、タロウのダークロプスに向かって投げ飛ばす。ストリウム光線が脇腹を掠って、またゼロは痛みに身をよじらせた。だが、その目は真っ直ぐ目の前の惑星に向けられている。
この光景はさっきも見た。ブリッジで、ベリアル配下のあの科学者が見ていたスクリーンと同じアングル。すぐに自分が壊してしまった壁面。
ジャンナックルがダークロプスタロウをぐしゃりと潰す。
「兄貴ー!」
元気なナオの声が聞こえて、ゼロが手を振り返す。
ブリガンデが無数のパーツに切り裂かれた。小さな破片が重力に引かれてタトウィナに落ちて行く。あの大きさならば大気圏で燃え尽きるだろう。ここが終わったら次は地上に降りて残ったダークロプスの・・・・。
そこまで考えて、ゼロの背筋が凍る。
(今の戦闘でこの痛みじゃ、大気圏に入ったらランの精神がショック死するんじゃないか?!)
スラッガーが戻ってこようとするが、途中で何かがそれを弾き返す。セブンのダークロプスがこちらに向かってくるのが見えた。ビームランプが異様に大きいそれは、光線技に特化させているのか、腕も太い。
(そうだ、俺はこれを見て・・・・)
サロメ星人の作った偽ロボットにも腹が立ったが、この歪なロボットには更に憤った。あの時はレオが相手をしてくれた。今は、ランが相手をしてくれている。首がもげるほどの衝撃を黙って耐えたランは、ダークロプスセブンの足首を掴むと、近くのブリガンデに向かって投げ飛ばした。そのままゼロワイドショットで4つのブリガンデともども吹き飛ばす。
「ラン! 代わってくれ! 頼む! 俺にはちゃんと、星が見えてる!!」
自分を包む気配が柔らかくなったかと思うと、完全に気絶したランの意識が落ちてくるのが見えた。入れ換わりに勝手にゼロの意識が浮上する。
爆発と惑星光に、ゼロの銀色の頬が照らされる。自分で自分の拳を握る感覚に現実を感じて、ゼロは指揮官のいない大群を見た。
「さあ、本番開始だ!!」
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ゼロの世直し宇宙旅1-12

ミラーナイトはナオを連れてジャンバードの中に戻った。
「ナオ、ミラーナイト!」
ブリッジのスクリーンから出ると、エメラナが嬉しそうに駆け寄ってくれた。
「大丈夫でしたか?」
「うん!」
ナオは頷いてスクリーンを見た。輸送艦の上部が光輝き、それが収まると赤と青のウルトラマンゼロの姿が輸送艦のみならず、ブリガンデの大群を見下ろしている。
「グレンファイヤー、輸送艦の船底を切り離せ!」
グレンファイヤーは、さっき一旦ランが戻ってきたのを知ると、レーダーにひっかからない速度で護衛艦に近づいていた。それを目ざとく見つけたミラーナイトが叫んだ。
「おう、任せとけ!」
グレンファイヤーはファイヤースティックを構えると、一気に速度をあげて輸送艦に近づく。
「おりゃああああっ!!」
そのまま真一文字に輸送艦を切り裂くと、鏡に覆われた船底の部分を抱えた。
「やった!」
「ありがとう、ミラーナイト」
ブリガンデがレギオノイドを吐き出したのが見える。
「エメラナ、助けた人達と一緒に安全な部屋にいてよ。おれも戦うから!」
ナオがしっかりとした目でエメラナを見上げる。
「わかりました。お気をつけて。ジャンバードも」
『はい、姫様。命にかえましても!』
「私も、ゼロの手伝いに行きます」
ミラーナイトはそういうと、すぐさまスクリーンを通って輸送艦の壁面から抜け出した。エメラナが退室したのを見届けると、ナオはジャンに向かって叫んだ。
「ジャーンファイッ!」
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