もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

カウントダウン

もうじき今年も終わりです。
今年一年、このブログを覗きに来てくださった方々、コメント、拍手をくださった方々。
本当にありがとうございます!

来年もネタの限り突っ走っていこうと思いますので、よろしくお願いします!
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テーマ:小さなしあわせ - ジャンル:日記

もしも総監が東光太郎だったら第六話18

「それじゃ、早速準備にとりかかってくれ。何時プレッシャー星人が来るかわからないし」
「GIG!」
テッペイは喜び勇んで準備に取り掛かる。
「でも、本当に来るんでしょうか?」
コノミが心配そうな声を出した。
「どうして?」
「だって、メビウスを小さくすることがプレッシャー星人の目的なら、もうそれは達成してるってことですよね。だったらもう来ないかも・・・・」
「そんなことはないよ」
サコミズは昨日の戦闘記録を再生させる。メビウスが小さくなった直後の映像で、プレッシャー星人はしゃがんで瓦礫の間を何か探している。
「ここを見ればわかるけど、奴はメビウスを探している。確実に仕留めるためか、あるいは捕獲することが目的なのかもしれない」
テッペイがディスプレイから顔をあげて会話にちょこっとだけ混ざる。
「ドキュメントMACの星人は、多くが愉快犯、あるいは通り魔的だと言われていましたが、先日のカコちゃんの話からすると・・・・」
「案外、レオもメビウスと同じように、狙われていたのかもしれないな」
光太郎は目線を鋭くしてスクリーンを見た。
「狙われてた、か・・・・」
「独りになってもまだ狙われていたなんて、辛いわね」
「だが、それでも守り抜いた」
リュウ達は顔を見合せて頷いた。リュウの肩にいるメビウスも。
「総監、この装備についてなんですが・・・・」
テッペイは光太郎を呼ぶと、ディスプレイの一か所を指した。
「これ、使ってもいいですか?」
「ああ、いいよ。保管庫から取ってこよう」
「実はテストもロクにしてないいですが」
「大丈夫だよ」
オイオイ、本当かよ?! という視線が光太郎に向かっているのだが、全く気づいていないので刺さってはいない。
「総監、必要な武器なら私が」
「あ、いいから。ちょっと楽しみにしててよ」
立ち上がるサコミズを制止して、光太郎は上機嫌でディレクションルームを出て行った。

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

もしも総監が東光太郎だったら第六話17

「鏡、ですか・・・鏡面仕上げをした特殊合金を使って刎ね返す・・・上手くいけば確かにあの魔法をそのままプレッシャー星人に返せるとは思いますが・・・・」
テッペイが少々懐疑的ながらも、光太郎のアイディアに食いついた。
「それこそ、相手にどうやって魔法を使わせるんです?」
さっきと同様ジョージが疑問をあげる。
「うん、だからメビウスの実物大の人形とか絵を使って、本物と思わせて」
「絵で騙される宇宙人なんかいるかよ!・・・いるんですか?!」
「そんな大きな人形、どこからもってくるんですか!」
「動かなかったらすぐにニセモノだってバレちゃいますよ!」
「うーん、ダメかなぁ・・・・」
「ダメ、ですね」
サコミズがニッコリ笑ってトドメを刺すと、同時にディレクションルームのドアが開いた。
「総監、総監!」
入ってきたのはトリヤマとマルだ。
「わああああっ!」
二人が光太郎に注意を向けている間に、仲間はあたふたとかたまり、メビウスを背中で隠した。おろろして浮かんでるだけのメビウスをリュウが掴む。
(リュウさん、リュウさん!)
テッペイがそっとリュウの肩をつついて、棚を指す。頷いたリュウはメビウスをそっとテッペイのフィギアコレクションの間に置いた。二人はその棚の前に直立不動で立った。
「総監、記者会見の準備ができたのですが・・・・・」
「記者会見?」
「はい~」
手をするトリヤマの横から、そっとマルが口を出す。
「昨日の星人による被害について、マスコミがコメントをいただきたいと・・・・・」
「そうですか。困ったなあ。口下手だからコメントなんて上手く出来ないよ・・・・そうだ! トリヤマさん、お願いします」
「ええ?! わ、私がですか?!」
「ええ! 頼みます。今までだって立派にやってこられたじゃないですか! 頼りにしてますよ」
爽やかな笑顔で褒められ、トリヤマは相好を崩した。
「いや~、それほどでも・・はっはっはっは・・・・」
「あの~、本当に大丈夫ですか?」
照れて笑うトリヤマの隣で、そっとマルが光太郎に聞いた。
「大丈夫です。トリヤマさんなら、GUYSに不利なことは言いませんよ」
「総監! お任せください!!」
トリヤマは反らせた胸をドン! と叩くと、大きく咳込む。
「ね?」
「はあ・・それじゃ、なんとか頑張ってみます」
マルは咳込むトリヤマの背を擦りながら、ディレクションルームを出て行った。
緊張の解けた中、メンバーの尊敬の視線が光太郎に集まった。
「は~・・・上手いもんだな・・・・」
「全然口下手じゃないですよ! 褒めるのがすごく上手です!」
「トリヤマさんはイイ人だからね」
本気なのかどうかわからない笑顔で、ウインクする。
「セヤ!」
棚でゼットンの隣にいたメビウスがリュウの肩に降りてきた。
「良かったな、バレなくて」
リュウの肩の上で大きく頷くメビウスを見て、テッペイはさっきまでメビウスが人形のフリをしていた棚を見る。
「総監。ニセモノの人形、できますよ」

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

もしも総監が東光太郎だったら第六話16

「リュウさん、そんな言い方しなくてもいいじゃないですか!
大丈夫? 怖くなかった?」
健気にも首を振るメビウスを見て、コノミは一層感激する。
「本当に可愛いです~!」
「でも、何時までもこのままってわけにもいかないよね」
サコミズがそっと光太郎の手からメビウスを取る。マリナもサコミズの手の中のメビウスを見て頷いた。
「なんとかしてミライ君を元に戻さないとね」
「アミーゴ、ウルトラマンレオはどうやって元に戻ったんだ?」
ジョージの言葉に、身を乗り出していたテッペイは、慌てて席に戻って検索をかけた。
「ドキュメントによれば、ウルトラマンキングが現れてレオの姿を元通りにしたとありますが・・・・」
「来るかどうかわからないしなぁ」
と光太郎が言った。
「そうだね。アテにできない援軍を期待しても仕方がない。何か別の方法を考えよう」
さりげなく光太郎の足を踏みつけて、サコミズは微笑んで皆を見渡した。
「ミライ君の姿になることはできないんですか?」
テッペイがメビウスを覗きこんだ。こくり、と神妙に頷く。
「つまり、体を変化させることができない、と」
人差し指を立ててウロウロする。
「じゃあメビュームシュートは撃てますか?」
再度覗きこんだテッペイを見て、慌ててメビウスは首を振った。
(そんな!)
「ちょっともうやめなさいよ!」
マリナがテッペイを邪険に押しのける。 テッペイからすれば、今のメビウスの能力がどこまで制限されているのか聞きたかっただけなのだが、渋々引き下がった。
リュウがサコミズの側に近づいて、メビウスを覗き込んだ。
「あいつを倒せば元に戻るのか?」
(わかりません。僕達にも相手を小さくする技術はありますが、それは僕達の誰でもできるように簡略化されています。プレッシャー星人のものは、おそらくパスワードのように星人しか解けないようになっているかもしれません)
「くそう、あいつになんとかして元に戻させないといけないってわけか・・・・」
リュウは右手に左手をパシっと打ちつけた。
「うーん・・・・何かいいアイディアは・・・・・」
「騙して大きくさせるとか」
「うーん、良いアイディアだとは思うが、どうやって小さいままだとまずいって相手に思わせるんだ?」
「そっかー、そうですよね・・・・」
「星人を小さくするっていうのはどうだろう」
光太郎がパンと手を打ってアイディアを出した。
「自分が小さくされれば、大きくならざるを得ないわけだから、それに便乗してメビウスも元の大きさに戻ればいい」
「着眼点は認めますが、どうやって小さくさせるんです?」
「魔法を鏡ではね返すとか」
にっこり笑って問うサコミズに、光太郎はにっこり笑って答えた。

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

電車の中で考えた

マドカ・ダイゴは手を伸ばした。純粋なる光が指先に触れる。触れた先から、光はダイゴの望む色に変化していった。だがそれだけでは気が収まらない。ダイゴが欲しいのは色彩ではない。
光は更に変化した。トランフォーメーションではなく、メタモルフォーゼ。光が形を成す。それをダイゴは引き寄せた。光が自らを物質に落としめ、ダイゴの中に潜り込む。
ウルトラマンティガが、大地に降り立った。


ティガとかダイナの変身プロセス。そのうち本編で使おうっと。蒸着のプロセスの説明って、小説だと全然ないんですよねえ。

テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

冬コミ行ってきました

超8兄弟ネタの本がー! 一冊しか見当たらなかったーー!!
やっぱり使い方が難しいのか。うん、自分でノベライズしようと思っても、難しいものね。と自己暗示。
・・・・もっとたくさん欲しいよーーー!!

今回は帰りに久々にカラオケに寄りました。平成勢を中心にウルトラの歌を。
でもリュウケンドーの歌を入れたら不動のおっさんとかのかっけー姿とか見れたのに、ウルトラさんは側ばっかりで少々つまらんかった。タロウは2タイプいれたら、片方がタコで、片方がカメとしか戦ってませんでした。ガイアは更に酷く、ゾグとの戦いの同じシーンばかりを無限ループで見せられるのです。
代わりにゴルドランで泣いた。UGAバージョン泣かせすぎ!!
あのシリアス自殺シーンから始まるクライマックス入れてやがる! うわー! もう声がかすれて・・・・(涙)
ジェイデッカーとマイトガインも熱血に歌ってきましたぜ。
あー、ジェデッカーのDVD欲しくなってきたよー。

テーマ:日記 - ジャンル:日記

拍手、ありがとうございます!

yamiさん>サコっちのイメージができあがっているところへ、この松田優作ですよ。本当に4コマさんは凄いです!パーマも似合ってるなんて!
101匹レオちゃんとアストラちゃん。たぶんこういう時は一匹ぐらいどん臭いのがいるので、お持ち帰りしても大丈夫かも(笑)

4コマさん>本当にありがとうございます! レオちゃんとアストラちゃん、今のメビより小さいイメージですが(笑) これも星人の仕業で、101匹に別れちゃったとかなったら目も当てられません。そうだ、101匹ゾフィー兄さんとかなったらきっとヒカリちゃんが過労で倒れそうだ。

報告さん>同じ飲めるコーヒー豆を混ぜただけなのに、えらく不味い時ってありますからねえ。どういう組み合わせにしたんでしょうか。ヒカリは常に苦労して、眉間にシワよせてそうです。可哀想なヒカリちゃん・・・・でも不幸が似合うのもヒカリの特徴w

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もしも総監が東光太郎だったら第六話15

行方不明になったミライを心配したまま一夜が去った。
ディレクションルームに集まるリュウやジョージの表情には精彩がない。 信頼はしているが、心配とは別物だ。
「今日はどの辺りを調べる?」
「一旦戦闘の中心地を調べるという手もありますよ」
テッペイは瓦礫の撤去されきっていない区域の画面を呼び出す。瓦礫を簡単に捨てられる場所もなかなかないのだ。幸いにして救助活動は昨日のうちに全て終わっている。
「じゃあそれぞれガンローダーで探しに・・・・」
「おはよう、皆!」
ディレクションルームの自動ドアが開き、朝日のように爽やかな笑顔が入ってきた。
「おはようございます」
消沈気味の返事の中、光太郎はパン! と手を叩く。
「どうしたどうした? 元気ないなあ」
「だってまだミライ君が・・・・」
「彼なら心配ないよ」
自信たっぷりの光太郎に、サコミズが含みのある視線を送った。
「何か連絡がありましたか?」
「うん」
光太郎は頷くと、上着のファスナーを下ろした。胸の下まで肌蹴た上着の内ポケットから、ひょっこりと小さなメビウスが顔を出す。
「セヤッ!」
「ミライ!」
「アミーゴ!」
「ミライ君!」
駆け寄る仲間達に、メビウスは浮かび上がって近づいた。リュウの差し出した手の上にそっと着地する。
「ミライ、おまえ何処行ってたんだよ?」
「・・・・・・」
沈黙したメビウスの代わりに光太郎が答えた。
「結構苦労したみたいだよ」
そっと手を伸ばすと、メビウスはそっちの方に飛んで行った。リュウがムスッとして声を荒げる。
「おまえ、総監の手を煩わせるなよ」
「す、すみません・・・・・」
頭に響いたテレパシーに、一瞬リュウの目がギョッと見開いた。

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もしも総監が東光太郎だったら第六話14

「さっきは何うなされてたんだい?」
光太郎はメビウスをテーブルの上に置くと、椅子に座った。
メビウスがざっと室内を見渡すと、入ったことのある総監室ではない。
「光太郎さんの部屋?」
「そうだよ。総監室だと洗面器とかないし。そろそろ暗くなる頃だったから」
「もう夜なんですか? リュウさん達、心配してますね・・・・」
項垂れてしまったメビウスの頭を、光太郎は指先で優しく撫でてやった。
「大丈夫だよ。心配はしてるけど、同時に君を信頼もしているんだ。必ず無事に帰ってくるって」
メビウスは嬉しそうに、大きく頷いた。
「小さくなってから、どうしてたんだい?」
途端に目線を下に向ける。
「それが・・・・犬に追いかけられて、天ぷらにされそうになって、子供とお母さんに捨てられて、カラスに・・・・・」
「そりゃすごい冒険をしたね」
光太郎の感心を、メビウスは素直に受け入れられなかった。
「そうですか・・・・?」
「俺も怪獣に飛び乗ったり、噛みついたり、つき落とされたり、土ふまずの下に潜り込んだりしたことはあるけど、天ぷらになったことはないからなあ」
メビウスはタオルの中に顔を埋めた。
「でもそれじゃ疲れたろう。今日はゆっくり休んで、明日アイハラ君達のところに行こう」
「はい」
光太郎はそういうと、バスケットにタオルとメビウスを放り込んだ。意外と適当な扱いに、メビウスはタオルを敷き直し、その中に潜り込んだ。


テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

もしも総監が東光太郎だったら第六話13

『メビウス、今日も特訓だ!』
『喜んで!』
『よし、それじゃ今日はレオと格闘をしてもらうぞ!』
『レオ師範と! がんばります!!』
『よし!
レオ、準備はいいか?』
『大丈夫です、タロウ兄さん!』
レオの声が足元からした。メビウスが少し不思議に思いながら足元を見下ろすと、小さなレオがわらわらと群がってくる。
『た、タロウ教官?!』
『ああ、レオは101つ子なんだよ。アストラも』
『ええーーー?! しかも小さいですよーーー?!』
『特訓だ! 特訓だ! 特訓だ!!』
101人の小さいレオと、いつの間にか混ざってきた101人の小さいアストラに群がられ、さんざんに殴られたり蹴られたりする。
『どうしたメビウス! そんなんじゃ卒業できないぞ!』
『うわ~~~~~~!!』


バシャバシャという別の音がして
「セヤッ?!」
メビウスは目を覚ました。あたりは白い泡だらけだ。
「あ、動いた。大丈夫かい?」
声のする方を見上げれば、大きな光太郎の顔がメビウスを覗き込んでいる。
「セヤ・・・・・」
夢を見ていたのだとやっとわかったメビウスは、テレパシーに切り替えた。
「光太郎さんが助けてくれたんですか?」
「いや、カラスがケンカしててね」
なんだか突かれた記憶はある。
「そうですか。でも、ありがとうございます!」
「油だらけだったから洗ったよ。ほら、石鹸を落とすからこっちにおいで」
メビウスは光太郎に言われるまま、隣の洗面器に移って泡を落とす。ハンドタオルがなかったので、メビウスはフェイスタオルでぐるぐると茶きん寿司みたいに巻かれてしまった。

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探偵物語

hanjouki

イエ~!!
またもや4コマさんにいただいてしまいました! つくづく果報者です!!

この兄さん、一人で高いコーヒーとかクロワッサンとかで優雅に過ごしてて、家計を支えるヒカリちゃんがエライ苦労してそうな気がします!(爆笑)必死に節約したりさあ。なんだか100トンハンマーとか似合いそうなヒカリちゃん。兄さんはのんびりXYZの文字を探しに掲示板に行くのか。

もしくは、兄さんが事務とか依頼の受付とか経理とか全部やってて、たまに兄さんがいないと何もできないヒカリちゃんが、あたふたするとか!

でもなんとなく貧乏ぐらしが似合いそうなのは何故だろう(笑)
家賃がー! とか叫んでる姿が目に浮かぶ・・・・。

妄想さておき、ステキなクリスマスプレゼント、ありがとうございましたーーー!!


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拍手、ありがとうございます!!

yamiさん>もう本当に可愛いですよね! メビでこんなシリーズのストラップでも出てくれないでしょうか。食べちゃいたいに一票! あ、でもメビが痛そうなので食べられない・・・・。鑑賞用に一匹!

4コマさん>ZATはやってることは一見すちゃらかに見えますが、個性もアイデティティもしっかりした、大人の集団だと思うんですよ。だから、まとめるのは案外簡単かもしれません。

報告さん>え? 実録!鳶に油揚げですか?! ことわざって、本当だったんだ・・・・。
ZATの規格外な人達・・・・運の良さも規格外ってな気がします。やっぱりちょっと厄介者というか、思い通りの人事にならなくて、上からは睨まれていたのかも。単体だとそれぞれ天才として扱われていたかもしれません。

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もしも総監が東光太郎だったら第六話12

北島を見送る光太郎と別れたリュウ達は、ディレクションルームに戻ってきた。ヘルメットを自分の机に置くと、リュウはテッペイの方を見た。
「テッペイ、ミライの場所はまだわかんねぇのか?」
テッペイは首を横に振った。
「おそらくレオの時のように小さくなってしまったと思いますが、その所為か反応が全くキャッチできないんです」
「くそっ!」
イライラして拳を叩きつけるリュウの肩を、ポンとジョージが叩いた。
「焦るな、アミーゴ。ミライだって、そうむやみに移動はしないだろう」
「とにかく今は、早く探しに行くことよ」
「今、空いてる車両がないか聞いてみます!」
テキパキと行動する仲間に、リュウは表情を和らげる。
「まだ戦闘後の処理も完了していないし、ミライもあの場所から動いているかもしれないね。もう少し自由に動けるようになってから、探しに行こう」
サコミズはそう言って穏やかに微笑むと、エスプレッソマシンのスイッチを入れた。


光太郎はフェニックスネストの屋上へと上がってきた。 もう北島の乗ったガンクルセイダーは見えないが、それでもなんとなく空を見上げる。
朝比奈隊長、荒垣副隊長は既に鬼籍に入っており、南原も子供が生まれたのをきっかけに退職して実家に戻っており、森山嬢は結婚退職。西田、上野の両名もまた、別の道を進んでいた。
「今こうしてるのって、俺と北島さんぐらいかぁ・・・・・」
空の上では小鳥が群れをなして飛んでいた。
自分の人生の中でも一際強烈な光を放つ一年間を、しばし思い返していた。
ふと、鳥の声が騒がしくなっていることに気づいた。嘴に光ものを咥えているカラスに、別のカラスがそれを奪い取ろうと近づいて騒いでいるのだ。
「おいおい、カラスのケンカなんて縁起が悪いなあ。よそでやってくれよ」
ガーガー叫ぶカラス達の間から、光るものが落ちてくる。
普通よりも落下速度が遅い気がして、思わず手を伸ばす。受け止めた光太郎の手に、小さくなったメビウスが目を回して倒れていた。

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もしも総監が東光太郎だったら第六話11

メビウスはフェニックスネストを目指して飛んで行ました。
ですが、だんだんと衣が乾いてきて、パリパリとしてきました。
(どこかで洗っていこう)
下を見ると、ちょうど公園が見えました。中央に噴水もあります。
(あそこにしよう)
メビウスは高度を下げて公園の噴水へと降りました。綺麗な水の中に入って衣を洗い流します。油はなかなか落ちてくれませんが、おひさまがぽかぽかと暖かくて、お水は少し冷たくて、とても気持ちが良いのです。
噴水の飛沫がメビウスに当たって、銀色の体がきらきらと輝きました。
(綺麗になったかな?)
メビウスが噴水の外に出ようとした時です。
「うーたーまん!」
いきなりメビウスの体を影が多い、掴まれました。
「セヤっ?!」
メビウスはなんとか体を捻って後ろを見上げると、2,3歳ぐらいの男の子がメビウスの体を掴んでいます。男の子は、じ~っとメビウスを見ると、口の中に入れようとします。
「セヤ!!」
(あ、あのね! 僕は人形じゃ・・・・)
メビウスが逃げようと暴れると、男の子はびっくりして口を遠ざけました。そしてまたじ~っとメビウスを見ると、
「ままー! ままー!」
立ち上がってメビウスを掴んだまま、お母さんのところに走っていきました。
「うーたーまん!」
得意げに差し出されたメビウスは困ってしまいました。
(あ、あの・・・・・)
「あらやだ、ダメじゃないの。こんな汚い人形なんか拾ってきて。ウルトラマンならお家にたくさんいるでしょ」
お母さんはメビウスを男の子の手から取り上げると、ぽいっと砂場に捨ててしまいました。
「セヤ~・・・・・」
メビウスはじたばたと足を動かして、頭を砂から引っこ抜きました。そのままぷるぷると頭を振って砂を落とします。
(た、助かった・・・・)
ヘロヘロになってしまったメビウスは、また体を洗おうと噴水の中に入りました。水しぶきがお日様に当たって、キラキラしています。メビウスの銀色の体も、砂が落ちてキラキラしてきました。

        カアー

きらりと光ったメビウスの体を見て、カラスが突然降りてきました。
「セヤッ?!」
慌てて噴水から出ようとしましたが、それよりも早くカラスが 黒い嘴でメビウスの体を咥えて飛び立ってしまいました。
(は、放してーーー!!)

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メビ天

mebiten

4コマさんから、またいただきました!
あまりの可愛らしさに、萌え萌えしちゃいますv
ラーブ! メビ~~~~vvv

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もしも総監が東光太郎だったら第六話10

「ところで、今、『輸送機』とおっしゃられましたが・・・・・」
サコミズは無難な笑顔を向けたまま、北島に問いかける。
「ああ。本部に行ったら余ってる機体があったから、タケナカさんに頼んで貰ってきちゃったんだけど」
サコミズの口元が引き攣る。
ZATの機体は怪獣頻出期の真っただ中に大量生産されたため、まだ結構残っている。何しろメテオールの塊。MATアローの様に使いやすければ改修することもできるのだが、外見からしてそれができないのだ。民間に払い下げるわけにもいかないし、一機解体するのにガンクルセイダー一機を生産するのと同じぐらいの金額がかかる。どうせ処分するなら、墜落させた方がいいとタケナカも判断したのだろう。
「しっかし、30年近くほったらかしなのに、中の潤滑油やらエンジンオイルやら、全然酸化してなかったな」
「凄いですねぇ」
北島と光太郎が見上げると、テッペイも驚嘆の眼差しで見上げた。
「これが本当の、純粋メテオールなんですか・・・・・」
隣のコンドルも見る。何度か出撃しているが、もっと早く見学に来れば良かった。
「って、保管するのにオイルも抜いてなかったの?!」
マリナの驚きの声を拾ったアライソが一応説明をしてやる。
「その辺もメテオールってやつだな」
ビートルやウルトラホークはちゃんとモスボール処置をしてあるのだが、ZATメカに関しては当時のままほったらかしだった。
「ウワサじゃどっかの宇宙船の金属をそのまま流用したとか、地球の金属と合わせて合金にしたとかってぇいうが。まあ、鋳造は俺の分野じゃねえからな。
それを言ったらガンフェニックスに使われてる技術だって、どっかの親切な宇宙人がこっそり提供してくれたって話もあるぜ」
光太郎はちょっとだけ横を向いて肩をすくめた。
「技術長官、予定の時間を大幅にオーバーしておりますが・・・・・」
ガンクルセイダーに乗っていた、本部の制服を着た隊員が、おずおずと話しかけた。本来、専用機で移動するはずの北島がスカイホエールに乗ってしまった為、慌てて追いかけさせられたのだろう。戦闘には参加していなかった為、アライソが指示を出して、急ピッチでガンクルセイダーに燃料を入れている。
「お、もうそんな時間か」
「すみません、寄り道させちゃって」
「何、ホエールの方が早いから、これでプラスマイナス0ぐらいだよ。
たまには現場に出てみるもんだ」
北島は光太郎の肩をポンと叩くと、サコミズ、アライソ等に敬礼をし、リュウ達には軽く手をあげて、随伴してきた隊員の方へと歩いていった。
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拍手、ありがとうございます~!

いつもありがとうございます! 本当に!!

ルナさん>チビレオも可愛いです。ダン隊長のシートベルトの側で揺られておりますw
でも個人的には、内山コミック版の方が面白い展開かなと思ってたり。フォークで攻撃したり、ケシゴムの盾使ったりw

4コマさん>メビは独り立ちしようと頑張ってるけど、空回りして甘えちゃってる気がしますねえ。特訓が足りないぞ!
北島さんは、ガイアのコメディ回「怪獣の身代金」で出てました。一発でわかりましたよ!

yamiさん>エビウスだと、うん、縁起良さそうw 必殺技はタイシュートですかw

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もしも総監が東光太郎だったら第六話9

オカモチを揺らしたカブが、一件のお蕎麦屋さんの前に到着しました。
「ただいま戻りました~!」
出前の器を回収してきた店員さんが、裏口から厨房の中へと戻ります。
「おう。洗い物はいいから、天ぷらを揚げてくれ」
「はい!」
店員さんはオカモチからどんぶりを取り出すと、泡だらけの流しの中へと入れます。
どんぶりがなくなって、ようやく身動きが取れるようになったメビウスが、よたよたと這い出てきました。オカモチの中でたくさん揺られてしまって、まだ目がまわっています。
「・・セヤ~・・・・・」
ぐったりと倒れこむと、目の前には大きなどんぶりが浮いている池が見ます。池には洗剤の泡がたくさん浮いていて、あまり落ちたい感じではありません。
メビウスはまだふらふらする体で何とか立ちあがると、辺りをきょろきょろ見回しながら、反対の方へと歩き出しました。
(何処だろ、ここ・・・・)
何人もの人が、忙しそうに立ち働いています。
「セヤッ?!」
上を向いていたら、足をひっかけて転んでしまいました。痛くない代わりに、目の前が真っ白になります。
(え? え?)
白い粉だらけになったメビウスは、突然誰かに体を掴まれました。
「セヤッ?!」
(な、何?! 誰?!)
じたばた暴れるメビウスは、黄色いぬるぬるした液体に一瞬だけ突っ込まれると、すぐにまた引き上げられ、そして放り投げられてしまいました。

    じゅう~~~~~

「セヤ~~~?!」
(熱っ! 熱っ!!)
なんと放り込まれたのは、熱くなった油の中です。メビウスは慌てて飛び出しました。
「な、なんだ?! エビが飛んだ~~~?!」
夢中になって油の中から飛びだしたメビウスは、その言葉に空を飛んでいることに気が付きました。
(飛んでる! 空を飛ぶのはできたんだ!)
辺りを見渡すと、小さな窓が開いています。
(これでフェニックスネストに帰れる!)
嬉しくなったメビウスは、衣をつけたまま窓から外へと飛んでいきました。
「おーい、天ぷらはどうしたー?」
「・・・飛んでいっちゃいました・・・・」
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もしも総監が東光太郎だったら第六話8

コンドルとスカイホエールが、ロープでガンローダーをぶら下げて、フェニクスネストを目指して飛んでいた。すでに滑走路にはアライソ等整備の者や、サコミズ達が待機している。ジョージとマリナも地上班の車で戻ってきており、搬送されてくる機影を見上げていた。
「ビートルも汎用性が高いが、ホエールにはちょっと届かねえな」
アライソは懐かしそうに物をぶらさげている二機を見る。
「そうですね。確か白酒も内部で合成できたんでしたっけ?」
「もともと化学兵器なんかを現場で対処できるような設備がついてるんだが、それで白酒ってアイディアが出てくるあたり、北島さん達の発想はハンパじゃなかったからな」
更に言うなら、そんな高価な戦闘機がドカドカ墜落し、ドカドカ量産されていた時代だった。
やがて二機のZAT機は、ガンローダーをそっと滑走路におろし、ワイヤーを切り離した。そして少し離れた場所に平行に移動すると、着地した。見ているだけのコノミからすれば上手としか言えないが、リュウの目から見ればとんでもなく高度な操縦技術だというのがわかる。
「すげえ・・・・・」
「ま、操縦している本人にしてみりゃクレーンゲームより簡単だって話だ。なんてったって、メテオールの塊だからな」
当時、TACを解散させてまで作り上げたZATは、宇宙からの未知の技術をふんだんに取り入れたと、大々的なアピールまでして作り上げたエリート組織であった。が、これがフタを開けてみたら「もっと考えてからやれよ」というレベルのもので、各国の軍や警察、レスキュー部隊から引き抜かれた人材は、地球の常識をひっくりかえした数々の技術をまともに使いこなせず、ノイローゼになるものまで出てしまったのだ。空軍のエースパイロットよりも、道端で野宿をしていた青年の方が戦闘機の操縦が上だったりするのである。当時のエースは、最も飛行時間の短いオペレーターの女性だったというのだから、まさに宇宙の常識は地球の非常識。結果、適正のみが全てという、おそろしく人を選ぶ組織になってしまった。
結局、ZATは上層部からは、次第にメテオール技術のテストのための部隊だと認識されるようになり、そのデータをもとに地球製の制御機能をとりつけた機体を製造、本当のエリートを集めたMACへと再編するのだが、戦績はZATの方が上だったりするあたり、苦々しいものがあるだろう。
GUYSのメテオール技術の研究開発への資金の渋りは、実はそんなことも影響している。
ちなみにMAC時代、マッキー2号を2時間で倍速に改造したというエピソードがあるのだが、アライソの語るところによれば、単に地球製の制御基板を外しただけであるという。
スカイホエールのコックピットが開き、外に取り付けられた梯子を、軽快な足取りで降りてきた人物を、先にコンドルから降りた光太郎が迎えた。
「ありがとうございます、北島さん」
「全くおまえは・・・・。俺がたまたまあの場にいたから、こいつを飛ばせたようなもんだぞ。輸送機で運んだらもっと手間がかかるんだからな」
北島はそう言って笑うと、光太郎の額をつついた。
「ああ、北島さんだったんですか」
アライソが近くに寄って挨拶をした。
「お、アライソさんじゃないですか。お久しぶりです」
「き、北島って・・・・・」
テッペイが目を白黒させながら、サコミズを見上げる。
「北島技術長官?! あの、メテオール研究の総責任者の?!」
「そう。まだ残ってくれていてね。おかげで大分助かっているんだよ」
「北島さんは俺の先輩でね」
「よく言うよ。おまえが俺を立てたことなんてあったか?」
「あ、酷いなあ、北島さん」
二人は顔を見合せて笑った。

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拍手、ありがとうございます

4コマさん>レオ兄さんも怒らないと思います。だって最初に小さくなっちゃったのレオ兄さんだしw
兄さんの助けがあればいいんですが。
犬以外の試練も追加しようかと思っていますw

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もしも総監が東光太郎だったら第六話7

メビウスは一生懸命走って、あっちこっちの角を曲がりました。それでも犬はまだ追いかけてきます。
ビルの裏側を通って、また表に出てくると、銀色の箱が置いてありました。シャッターで蓋ができるようになっている箱です。フェニックスネストでも見たことがあります。
(あそこに隠れよう!)
メビウスは急いでシャッターを開けると、中に隠れました。犬は箱にぶつかると、大きく吠えます。
(早く行って~~~~!!)
やがて犬は諦めたのか、悲しそうにクーンと鳴くと、箱から遠ざかって行きました。
(助かった・・・・)
ほっとしたメビウスが外に出ようとすると、いきなり箱が持ち上がりました。
(わわっ?!)
メビウスは箱の中で転がってしまいます。
「いやー、この辺りは被害がなくて良かったですねえ」
「全くですねえ。こんなに怪獣や宇宙人が出てきたら、こちとら商売あがったりですよ。
それじゃ、毎度あり~!」
箱の揺れが更に酷くなりました。
(わああ!)
おまけに一緒に入っていた、ふっくらとした陶器が、メビウスの方に滑ってくるのです。
(ひゃ~~~!!)

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もしも総監が東光太郎だったら第六話6

こんなに小さくなってしまったら、リュウさんや東総監にはきっと見つけてもらえないかもしれません。
やがて爆音や地震も終わり、プレッシャー星人は何所かへと消えてしまいました。ガンウインガーとコンドルは何かを探すように、何度も上空を旋回しましたが、やがて諦めたのか、フェニックスネストの方へと飛んでいってしまいました。
(どうしよう・・・・
そうだ! ジョージさん達のところへ行こう!)
墜落しそうになったら、戦っているところからできるだけ離れるようにと言われています。ジョージさんとマリナさんのガンローダーも、プレッシャー星人の暴れていたところから離れたところに不時着したに違いありません。きっと地面に降りているはずです。
メビウスは二人を探すために、戦っていた場所から離れる決心をしました。
瓦礫の無い方へと行くと、たくさんの人が集まって騒いでいるところに出ました。
「押さないでこちらに移動してください!」
「ちょっと通させてもらうよ~」
「ああ、ちょっと! 報道関係者は立ち入り禁止!」
戦いのあった方へと近づこうとする人を、GUYSのマークの入った人達が、追い払っています。メビウスはその人達に「ありがとうございます」と心の中でお礼を言いながら、足元を歩いていきました。

 ぐるるるる・・・・・

「セヤ?」
ビルの影から変な声がします。メビウスは立ち止ると、声のした方を見ました。のそりと、大きな犬が出てきました。
(大きい!)
何時もなら頭を撫でてあげるところですが、今はメビウスの方が犬よりもずっと小さいのです。
犬はメビウスに鼻を近づけて、クンクンと匂いを嗅いでいます。
(ごめんね、また今度遊ぼうね)
メビウスは屈んで鼻を近づけてきた犬の鼻面に、ちょっとだけ触りました。

    バウッ!

「セヤッ!?」
突然犬が、メビウスに噛みつこうと大きな口を開けました。
(うわあああーーーー! 僕は餌じゃないよーーー!!)
メビウスは慌てて犬から逃げだしました。

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もしも総監が東光太郎だったら第六話5

まばゆい緑の光に包まれたメビウスは、衝撃が収まると目を開けた。プレッシャー星人の姿が見えない。
「?!」
辺りを見渡すと、巨岩がゴロゴロしている。その所為か空が酷く遠く感じられる。
(ここは、一体・・・・)
状況を把握しきれないまま、後辞去ると背中に何かが当たった。視界にカラフルな色が入ったので気になって振り返ると、空き缶だった。
「?!」
ミライの姿ならばドラム缶サイズにも匹敵するような、巨大な空き缶がメビウスの背中に当たっている。
(これは・・・・)
突然足元の地面が大きく揺れ、メビウスは立っていられずに尻もちをついた。空き缶が遠くに転がっていく。
(じ、地震?!)
離れたところにある大岩が、上から降って来たものによって砕かれる。しかも一度ではなかった。立て続けに岩が砕け、砂塵が舞う。爆音が響いた。
上からくる破壊の源から転がって離れ、倒れたまま、ようやくメビウスは見上げることができた。
テッペイの言葉が脳裏を横切る。
『杖から出した光線で、ウルトラマンレオを小さくしてしまったとありますが』
あまりにも大きなプレッシャー星人が、ガンウインガーとスカイホエール、コンドルの攻撃を受け、よろめいている。破裂した薬莢の破片が、メビウスの近くにまで降ってきた。
(まさか・・・・僕が、小さく・・・・うわっ!)
爆風で大きく吹き飛ばされる。背中を強かにアスファルトに打ちつけたが、地面は安定している。被害の少ない場所に飛ばされたらしい。
(よし!)
メビウスは右手を大きく天に向かって突き出し、精神を集中させた。
「・・・・・・セヤ?」
が、一向に大きくなることができない。メビウスは首を傾げ、自分の両手を見つめる。
もう一度試してみた。
「・・・・・・セヤ・・・・・」
ダメだった。
(ど、どうして?! なんで?!)
念のため、ミライの姿になろうと、再度精神を集中させる。
「・・・・・・セヤ・・・・・」
やっぱりダメだった。
(ど、どうしたら・・・・レオ兄さん・・・・)
途方にくれるメビウスの上空を、ガンウインガーとコンドルが旋回していた。

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8000ヒット、ありがとうございます!

ややややっ?! 気がついたらいつの間にか8000?! な、何があったのでしょうか?!
皆様、本当に、ありがとうございますーーー!!!

そして拍手もいただいて!

yamiさん>ありがとうございます。8000に気づいたのはyamiさんのおかげです(カウンター見てなかった)なんでも屋の二人でサンタさんですか。なるほど。では、今回は夢じゃなくてリアルに、タロウ達も巻き込んでみましょうか。一番の問題は、私がクリスマスに忘れなければ・・・ってことですが。

報告さん>兄さんの回収パターンは幾つか考えてあるので、それが尽きるまでは、ぽつぽつ書こうと思います。次のお仕事は何にしようか・・・・。

4コマさん>そうそう、プレッシャー星人って怖いですよね。ニタ~と笑って。タチの悪いピエロみたいです。レオの星人は特に人間サイズの方が怖いですね。


これからも頑張っていきます!!

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もしも総監が東光太郎だったら第六話4

メビウスの巨体に緑の光が絡みつき、リュウが瞬きした瞬間には、既にメビウスの姿は見えなかった。
「ミライ?!」
プレッシャー星人が仮面のような笑い顔のまま身を屈める。瓦礫の中から、何かを探っているようだった。
「あいつ、何を・・・・・」
旋回して様子を伺っていると、プレッシャー星人の体から弾着の爆発が起こった。
「?!」
ミサイルの飛んできた方向を見上げると、青と赤で塗り分けられたコンドルが飛んでいる。 その後ろには、スカイホエールとJAPANのとは違うカラーリングに塗装された、ガンクルセイダーが飛んでいた。
「東、右に回り込め!」
「はい!
行きますよ、トリヤマさん!」
「お任せください! 総監!!」
熱血モードに入ったトリヤマは、光太郎の操縦に合わせてミサイルを発射する。 素人射撃だが、それでも数発はプレッシャー星人の体に当たった。後ろのスカイホエールからもミサイルが飛ぶ。
「あのホエール、どこから・・・・」
驚くリュウに、光太郎から通信が入った。
「アイハラ君、肉眼じゃなくてレーダーを頼りにするんだ!」
「GIG!」
ミサイルの嵐の中から、また突然プレッシャー星人の姿が見えなくなる。だがガンウインガーのレーダーは、次に出現した場所を的確にとらえていた。
「逃がすかよ!」
機首を巡らせて旋回するが、その間にまたテレポーテーションしてしまう。
「総監、自動追尾ミサイルが使えませんぞ!」
「アイハラ君、マニューバモードに切り替えるんだ!
メテオール解禁!!」
「GIG!」
ガンウインガーの機体が輝き、マニューバモードへと変形する。真横に現れたプレッシャー星人に対し、同じく真横に進むと、スペシウム弾道弾を放った。
のたうちまわるプレッシャー星人は更にコンドルとスカイホエールからの集中砲火を喰らう。よろめきながらマントを広げ、再び姿を消した。
「総監、レーダーに反応がありません!」
トリヤマが光太郎を振り返る。
「ああ、こっちもだ」
「こっちもダメです!」
リュウは注意深く肉眼とレーダーの両方を確認し、報告する。一分の制限時間が訪れ、クルーズモードへと自動的に変形が終了する。
「逃げられたか・・・・・」

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もしも総監が東光太郎だったら第六話3

           セヤッ!

上空から降りてきたメビウスのキックが、プレッシャー星人の頭を蹴り飛ばす。
杖を取り落としたプレッシャー星人の腹に、メビウスは更にミドルキックを叩きこんだ。その後ろでは、無事にガンローダーが不時着を果たす。
メビウスは倒れたプレッシャー星人に飛びかかると、パンチを何発も浴びせた。
プレッシャー星人はメビウスに殴られながらも、杖に手を伸ばした。指先が地面を這い、杖を掴んだ。
プレッシャー星人は倒れたまま杖を横に振ってメビウスを自分の体からたたき落とした。
瓦礫の上に倒れたメビウスに向けて、杖の下で突き刺してくる。転がって避けるメビウスを、更に杖が追いかけた。
「ミライーー!!」
ガンウインガーからウイングレットブラスターが発射される。プレッシャー星人の動きが止まると、メビウスは反動をつけて起き上った。左腕からメビュームブレードを伸ばして、プレッシャー星人に斬りかかる。パッとプレッシャー星人の姿が消えた。
慌てて首を巡らせるメビウスの背後に再び出現する。
「ミライ、後ろだ!」
振り返るメビウスを見て、プレッシャー星人の口元が、ニヤリと歪む。真っ直ぐ突き出した杖から、緑色の光線が迸った。

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もしも総監が東光太郎だったら第六話2

翌日。それは全く唐突に、いきなり現れた。
音も無く巨大な星人が、都心のビル群のど真ん中に着地し、杖を振りかざした。杖から迸った雷がガラスを割り、コンクリートを、アスファルトを砕き、鉄骨をへし曲げる。
フェニックスネストのディレクションルームに映ったその姿を見て、テッペイが声を上げた。
「プレッシャー星人だぁ!!」
コノミがその名前を打ちこむと、即座にデータが表示される。
「ドキュメントMACに記録があります!」
「記録では杖から出した光線で、ウルトラマンレオを小さくしてしまったとありますが・・・・」
「逆に言えば、杖にさえ気をつけておけばいいってことだな」
リュウは床を蹴って立ち上がった。全員が一斉にサコミズを見る。
「GYUS、Sally GOー!!」
「「「「「「GIG!!」」」」」」


ガンフェニックスは現場に到着すると、即座にガンウインガーとガンローダーに分離する。
「いいか、ヤツの杖に気をつけろよ!」
「わかってるって! 俺の視力を甘くみるなよ!」
二機は左右から回り込み、プレッシャー星人を挟む形で攻撃を開始した。
数発の弾がヒットすると、プレッシャー星人はマントを翻した。パッと姿が消え、数メートル離れたビルの屋上に現れる。星人の体重でビルが崩れていく。
「くそぉ!」
リュウは更にトリガーを押しこむ。だがプレッシャー星人はからかうように、ほんの僅かな距離を瞬間移動し、杖を振りかぶった。
「くっ!」
咄嗟に回避運動に移る。
ガンローダーから発射されたミサイルがプレッシャー星人の体に当たる。首をあげたプレッシャー星人は、ガンローダーに向かって杖を振りかぶった。
「そうは行くかよ!」
プレッシャー星人の背中側から、ガンウインガーが攻撃を仕掛ける。だが、プレッシャー星人は杖から放った炎を残して姿を消した。
「何?!」
「うわっ!」
ガンローダーの真正面に来たミサイルに、咄嗟にジョージは回避を試みるが、コクピットへの直撃がそれただけで、ガンローダーの左翼に当たってしまった。
「うわああーーー!!」
「きゃーーーー!!」
「ジョージさん、マリナさん!」
ミライとリュウの眼前から消えたプレッシャー星人が、ガンウインガーの真後ろに出現した。
「しまった!」
リュウが気づいたのと、プレッシャー星人が杖を振りかぶったのは同時だった。杖から雷が迸る。
その瞬間、ガンウインガーから光が飛びだした。

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拍手、ありがとうございます!

4コマさん>光太郎さん、総議長とも会ってると思います。総監やってるから、たぶん会っているでしょう。
兄さんとヒカリって、これから先もコンビ組んで事件の解決とかしてそうですよね。それこそ探偵とかやっても楽しいかも。兄さん、野生のカンで仕事を取ってきて繁盛させそうです。ヒカリも可哀そうな目にあいつつ、なんだかんだで兄さんと一緒に仕事しそう。

報告さん>サコっち、光太郎さんが出てきたとたんに中間管理職っぽくなっちゃいましたね。なんでだろう。
兄さんは子供大好きだと思います! まあペットの世話もそつなくできそうですけど(ラビドッグの犬小屋とか、兄さんが作ってそう。タロウは餌やりも時々忘れてて、兄さんがあげてそう)、ダダこねる兄さんが好きなもので。
そしてお察しの通り、白蛇魔獣、頭抜き(ルビ振ってください~)でございます。実際に闘わせてもいいぐらいですよね。エラのトゲは大好きだし。


しるしるミチルでウルトラマンがやってた。昨日は鑑定団でウルトラマンのレゴブロックが拝めたし、まだまだ楽しいですね。

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なんでも屋繁盛記1-4

「・・・という夢を見たんだが」
「ロクでもない夢みてるな、貴様。しかもそれを言いに来るか?!」
ヒカリは自分のデスクの上で寝そべっているゾフィーを睨みつけた。
「でもいいと思わないか? 退職したら、なんでも屋をやろうか。楽しそうだ」
「おまえ一人でやれ」
「でも商売なんてやったことないからな。どうするか」
「調べるなら図書館にでも行け。研究の邪魔だ」
ヒカリはシッシとプレートを振って、邪険に追い払おうとするが、ゾフィーはまるで気にしていない。
「あー、あの夢、面白かったな~。続き見たいな~。連ドラみたいに」
「見たらお前の脳を解剖するからな。麻酔なしで」
トントンと柔らかいノック音がして、ぬっと赤い巨体が、ドアに頭をぶつけながら、腰をかがめて入ってきた。
「失礼します。
あ、隊長! こちらにいたんですか!」
ゼブルンはヒカリの机に正面から座っていたゾフィーを見つけると、ドスドスと小走りに走ってきた。そのままヒョイとゾフィーを小脇に抱える。
「あ!」
「帰りましょう。年末調整が全部提出されましたよ」
「嫌だーー! ハンコ押しはもう嫌だーーー!!」
「そんなこと言わずに。皆さん待ってるんですから」
ゾフィーはじたばたと暴れるが、ゼブルンは全く気にしない。そもそも体格も腕力も違いすぎる。
「どうもお邪魔しました」
ゼブルンはペコリとヒカリに頭を下げると、可愛くラッピングされた包みを、そっとヒカリに差し出した。
「あ、これ私が焼いたクッキーです。お茶の時にでもどうぞ」
そう言って再び頭を下げると、まだ暴れているゾフィーを抱えて研究室から出て行った。
「・・・・やれやれ・・・・・」
ヒカリはクッキーの入った包みを机に置いた。
「なんでも屋か・・・・」
呟いて慌てて首を振った。


                    おわり
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なんでも屋繁盛記1-3

「私のペットです。
ああ、恐がらなくていいからね」
ペットの主人は、コブラに近づいて背伸びをすると、よしよし、と張り出したエラを撫でてやる。エラの下には首輪がついていて、主人はそれに鎖をつけた。
「あ、これ血清です」
「待て。血清が必要なものをペットとして飼っているのか?! 違法だぞ!」
「お願いします」
主人はヒカリの手に鎖を強引に握らせると、そそくさと出て行った。
「待て! ちっ・・・・逃げられたか」
ヒカリは相変わらず低い音を出し続けるコブラを見上げた。
「おまえみたいに、あからさまな危険な動物を連れていくわけにはいかない。檻はどこだ」
ヒカリは檻を探して広いリビングを横切る。コブラに背筋を向けた途端、それは襲い掛かってきた。
「・・・・!」
咄嗟にヒカリは飛びあがった。さっきまで立っていた床が砕けちる。
「やはりな! あの男、通報すべきだが・・・今はそれどころではない・・・・!」
すぐ側のシャンデリアがコブラの体当たりでキラキラと破片を散らせた。吹き抜けのあるリビングは充分すぎるほど広いが、このコブラの前では狭すぎる。
「ペットなら大人しく、尻尾でも振っていろ!」
ヒカリは空中で方向転換をすると、コブラの頭めがけて蹴りを放った。意外なほどのスピードで頭を引いてかわしたコブラは、首を低くすると、胴体をよじって上に伸びあがると、ヒカリの体を巻き取る。
「ぐわあああ・・・・・!」
万力のような力で締めあげられ、ヒカリは苦悶の声をあげた。そこへクワッと大きく口を広げたコブラが、ヒカリを丸呑みにしようと迫る。
「誰が、貴様になど・・・・・!」
ヒカリは必死になって腕を伸ばし、下顎を上に押し上げようとする。と、バキバキッという音と共に、広がったエラから、魚の骨が外側に外れたかのようなトゲが飛び出し、ヒカリの体に刺さった。
「うっ・・・っく・・・・・ぐあ・・・・」
ヒカリの手から血清が落ちた。


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