もしも小話

アニメや特撮等、筆者の見たものの「もしも~」的な話を載せたりするブログです。無断転載禁止。

セカンドコンタクト23

「な、なんでも、ないです・・・・・」
半べそをかきながら、メビウスはやっとそれだけを言った。タロウは背筋を伸ばすと、メビウスの手を引いて、近くの公園に向かう。
「何でもないってことはないだろう? 何か、誰にも言えないような、苦しいことでもあったのかい?」
ベンチに座ったタロウは、まだ少し喉をしゃっくりあげているメビウスに優しく声をかけた。
メビウスは、ちょっとだけ頷いた。
「それは、君の友達にも話せないこと?」
メビウスが再び頷くと、大粒の涙が今にも零れそうになった。
「じゃあ、お父さんとお母さんにも話せない?」
必死に我慢していた涙が、勝手にメビウスの目から落ちていった。それも後から後から、我慢していた分が一気に。
「だ、大丈夫かい?!」
「だ、だって・・・せ、折角、が、ばりな、さいって、いって・・・いって、くれ、た、の・・・に・・・・」
メビウスはしゃっくりあげながら、痛む喉から必死に声を出した。
「み、みんな、そん、なの・・・・言って、な・し・・・・か、帰ったら・・・・・・子供みたいって・・・・ぼ、僕、警備隊・・・・入り、たい・・・・」
「そうか、ホームシックか」
タロウはメビウスの肩を抱き寄せると、ぽんぽんと叩いた。
「君は、家を離れたのは、今回が初めて?」
メビウスは涙を両手で拭いながら頷いた。
「じゃあ、しょうがないよ。それに、家に帰りたいっていうのは僕だってあるよ」
メビウスはその言葉に驚いて、おずおずとタロウを見上げた。
「僕なんか、養成所もずっと家から通いだったしね。だから初めて長期の任務で光の国を離れた時は、家に帰りたくて仕方がなかったよ」
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セカンドコンタクト22

「タロウ教官・・・・・」
メビウスはタロウを見てうろたえた。
「旅行かい? まだ連休には早いぞ」
「あ・・・・あの・・・・」
言えない。まさか家に帰りたいだなんて。
メビウスは口を開きかけたまま、じりじりと後退りをし、パッと身を翻した。
「め、メビウス?!」
慌ててタロウは後を追う。
(どうしよう、もう養成所にいられないかもしれない・・・・・せっかく入れたのに・・・・)
すでに涙が出かかってるメビウスの体が、不意に持ち上がった。
「わわっ?!」
あっという間に追いついたタロウが、メビウスを持ち上げたのだ。
「こら! いきなり逃げるなんて酷いじゃないか。
何かあったのかい?」
タロウはメビウスを地面に下ろすと、しゃがんで目線を合わせた。
「ご、ごめんなさい・・・・・」
「いいよ。それより、泣いてるじゃないか。何か困ったことでもあったのかい? 僕で」
言いかけて、タロウはゾフィーの言葉を思い出した。
「私でよければ、聞いてあげるよ」


拍手、ありがとうございます!

4コマさん>教育実習に行かれたことが?! 凄いですね!
友達は多いけど、どこか孤独。というのが今のメビですね。いきなりホームシックになっています。
タロウさんに、なんとか頑張ってもらいたいです。


近所のツタヤに行きました。
エースとタロウとレオが増えていました。わーい!

・・・・・ダイナとガイアとコスモスが消えていました・・・・・・

な、なじぇえええええ!!
平成は昭和に勝てないのか! でもネクサスとマックスとメビとティガはある!
どーしーよー。ダイナはまだ途中なのにー。ガイアだってまだ一回しか見てないのにー! エピソードとか戦闘時の動きとか、トレースできないじゃないかー。
あうー、どーしよー。

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拍手、ありがとうございます!

yamiさん>癒されましたか! いや、そう言っていただけると、私こそ癒されます! ありがとうございます! 猫からすると、こたつって大きいかもしれないなあと思って考えました>「おふとんのおうち」

ルナさん>メビって犬って感じよりも猫っぽい感じがしますよねえ。きゅっと可愛くあがった目尻のせいでしょうか。アストラは旅人を気取っていますが、何かというとゲンさんのところにやっかいになっているので、そのうち、おおとりさん家のこたつに入るかもしれませんね。兄さんは・・・ウルトラの体で暖炉の前で寝そべってても似合いそうですねー。本当に。ゴージャスが似合うなあ。

4コマさん>リュウさん「達」は、まだ全然考えてないです~。リュウさんは二通り程ネタがあるんですけど。

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セカンドコンタクト21

マックスはゼノンを抱えたタロウと一緒に寮に戻ってきた。教官室から出てきてから、タロウと色々な話をした。
「ありがとうございます!」
「いいよ。今度また遊びにおいで。メビウスも一緒に」
「はい!」
ゼノンを受け取ったマックスは、ゼノンをおんぶして部屋に戻った。
「おーい、メビ! すげーぞ! ちょっと聞けよ!!」
マックスはゼノンをおんぶしたままメビウスの部屋をノックするが、返事がない。
「メビー? いないのか~?」
ドンドンと激しく叩くと、近くの部屋から苦情が来た。
「あ~も~、何処行ったんだよー。すげー話があるのにー」
マックスは仕方なく、ゼノンを部屋に置きに行った。


メビウスは旅行会社の前に佇んでいた。シャトルのチケットの値段を見ては、はぁ、と大きく溜息をつき、涙が出そうになってくる。
(バカみたい・・・・・)
いくら同じM78星雲にあるとはいえ、メビウスのお小遣いでは実家の惑星までのチケットなんて買えなかった。入学してまだ一か月程度の新入生では、空の飛び方も教えてくれない。
(せっかく養成所に入ったのに・・・・・)
迷子になったと思われているのか、数人の人が声をかけてくれたが、メビウスはただただ、首を横に振った。
(どうしよう・・・・・)
ポンと、肩に誰かの手が乗った。
「メビウスじゃないか。どうしたんだい?」
顔をあげると、タロウが笑っていた。

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こたつ

メビウスがお庭から縁側に戻ると、お布団が干してありました。
「おふとんだ!」
メビウスはふかふかのお布団が大好きです。早速お布団の上に寝転がると、ちょっとお薬みたいな臭いがします。なんの匂いでしょうか。くんくんとお布団の匂いを嗅いでいると、首の後ろを引っ張られてしまいました。
「メビウス、 今日はこたつを出すんだから、お散歩に行ってきなさい」
サコミズさんが、めっ! と言いました。
「ふにゃあ・・・・・」
「どうしたの、メビウス」
お庭で虫さんを追いかけていたタロウさんが来ました。
「これからこたつをだすから、おさんぽにいってきなさいっていわれました」
「やった! こたつ!」
タロウさんはとっても嬉しそうです。
「こたつってなんですか?」
「こたつはね、あったかいおふとんのおうちみたいなの」
「おふとんのおうち!」
それはとっても素敵な感じがします。メビウスとタロウはこたつが出るまで、お散歩に行くことにしました。

タロウさんが塀の上を、メビウスがその下の道を歩いていると、アストラに会いました。
「こんにちは、アストラさん」
「やあ。きょうもなかがいいね」
「うん!」
「きょうはこたつがでるひなんです。だからおさんぽしてるんです」
メビウスはアストラに言いました。
「こたつ?」
「おふとんでできたおうちだよ。とってもあったかいんだ」
「ふーん。まあ、これからさむくなるからいいかもね」
アストラはそう言うと、尻尾を振ってメビウス達とは反対の方に行きました。

またしばらく行くと、80とユリアンのお家が見えました。診療所には病気や怪我をしている動物たちがいっぱい来ています。
「やまとせんせい、たいへんだね」
「そうですね」
80は矢的先生のお手伝いで、痛くて泣いている動物たちを慰めるのがお仕事です。ユリアンもちょっとだけお手伝いをしています。
「じゃましちゃいけないから、あしたにしよう」
「はーい」

エースのお家が近くなると、美味しそうな匂いがしてきました。もうお昼ご飯を食べてから時間が経っていたので、お腹が空いてしまっています。
「よう、タロウにメビウス!」
エースさんが白い柵の間から顔を見せました。
「こんにちは、エースさん」
「エースはもうごはんたべたの?」
「たべちゃったよ。あともうすこししたら、おやつがでるんだ」
「いいなあ」
「おまえたち、こんなにさむいのによくでてきたな」
エースは長い耳をぴくぴくと動かして、木枯らしの音を聞いています。
「きょうはこたつがでるんです。だからぼくたち、おさんぽしてるんです」
「こたつ?」
「おふとんのおうちなの」
「へえ、いいなあ」
エースがピンクの鼻をひくひくさせました。タロウとメビウスは夕子さんが来るのが見えたので、お散歩の続きに戻りました。

タロウが一生懸命に塀の下に穴を掘り、メビウスがその後に続きます。綺麗なお庭では、ゾフィーがボールを転がして遊んでいました。
「ゾフィー!」
タロウとメビウスはゾフィーの体にすりよると、ふわふわでふさふさでつやつやの毛に顔を擦りつけました。
「おやおや、あまえんぼうだね」
ゾフィーは面白そうにそう言って尻尾で二匹を撫でてくれます。
「きょうはたのしそうだな。どうしたんだ?」
「きょうはこたつがでるんですよ!」
「こたつ?」
「さむくなると、サコミズさんがだしてくれるの!」
「そうか。わたしのところはだんろにひがはいったが、きみたちのところはこたつというものがでてくるのか。いちどみてみたいな」
「あしたあそびにおいでよ」
タロウが元気良く誘います。
「どれ、タケナカさんがわかってくれるかわからないが、たのんでみるか」

お散歩を終えた二匹が帰ってくると、和室のちゃぶ台が変わっていました。丸かった卓が四角くなり、お布団がかけてあります。
「こたつだ!」
タロウさんは真っ先に駆け寄りました。メビウスもこたつに近づくと、お布団の匂いを嗅いでみました。さっきみたいにお薬の匂いはしません。おひさまの匂いがします。
「ちいさいおうちですね。おふとんのおうち」
「なかはとってもぽかぽかなんだよ」
タロウはお布団の端っこに頭を突っ込むと、そのままこたつの中に潜り込みました。メビウスも隣で真似をします。
「とってもぽかぽかです!」
「よかったね。おにわでさむくならないね」
でもお散歩をしたので、お腹が空いています。タロウとメビウスはこたつの中から顔だけ出しました。
「サコミズさん、ごはん~」
「おなかぺこぺこです~」
にゃーにゃーという声に、サコミズさんがコーヒーを持ってきました。
「君達、もう入ってるのかい? しかも特等席に」
サコミズさんはメビウス達をお膝に乗せてこたつに入ると、テレビをつけました。
「うん、やっぱり寒い日はこたつでコーヒーだね」
「ふにゃあ・・・・」
夕ごはんは、もうちょっと後になりそうです。
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セカンドコンタクト20

「そんなに怒らなくたっていいのに」
タロウは頭をがしがしと掻くと、二人を寝かせたまま、本棚の奥にある机に向かって明日の小テストを考え始めた。
「う・・・・ん・・・」
「あふ・・・・・」
しばらくすると、ゼノンとマックスが息を吹き返した。タロウはテストの作成に夢中で、まだ気づいていない。二人は目を覚ますと辺りをきょろきょろと見下ろし、顔を青くした。
ゼノンがマックスの首根っこを掴んで揺さぶった。
(き、君はゾフィー隊長に対してなんてことを!)
(し、仕方ねーだろ?! まさか、俺だって・・・・)
(おまけに私まで転ばせるなんて! 酷いやつだ、君は!)
(ぐえええっ・・・・)
マックスがゼノンと知り合ってから初めて、ゼノンが怒った上に手まで出してきた。これには流石のマックスも悪いと思ったのか、無抵抗だ。
「あれ、起きたのかい?」
タロウが物音に気付いたのか、本棚の奥から顔を出した。
「は、はひっ!」
慌ててゼノンはマックスを突き飛ばす。
「し、失礼しました! タロウ教官にお世話になり、そ、その上、その上・・・・・」
ゼノンの喉がひくっとなり、みるみる顔が赤くなったと思うと、そのまま仰向けに倒れた。
「お、おい、ゼノン?!」
「だ、大丈夫か?!」
慌ててマックスとタロウが駆け寄って助け起こす。
「なんでこんなに倒れて・・・・体、弱いのかい?」
タロウはマックスを見たが、もうマックスは緊張していない。
「うーん、ちょっと体力はないみたいですけど・・・・でも、その、こいつ・・・・・」
マックスは言おうかどうかちょっとだけ迷ったが、やっぱり言った。
「ゾフィー隊長見て、緊張して倒れたんです」
「今、いないけど・・・・」
タロウの言葉が静かな室内に無常に響く。
「・・・・思い出し卒倒とか?」
レッド族の二人はそろって首を傾げた。

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セカンドコンタクト19

「おや、可愛いお客さんだな」
ゾフィーがにっこりと微笑むと、マックスとゼノンは緊張のあまりガチガチに固まり、引き攣った笑顔を無理矢理作り出した。
「君達か」
タロウは立ち上がると二人の側に来るが、二人の子供の目には入らない。
「今日は二人だけなのかい?」
「は、はひっ・・・そ、そで・・・す・・・・・」
入所式の時に一度だけ、遠くの檀上にいた人が、今日は目の前にいるのである。昨日仲良くしてもらったタロウには悪いが、ゾフィーの方を見ることしかできない。
ゾフィーはそんな二人を見てまた笑うと、手招きをした。
「ああ、そんなに緊張しないでいいぞ。ほら、こっちにおいで」
タロウの見ている前で、地球産のブリキの玩具よりもぎこちない格好で歩きだした二人だが、何もないところでマックスバランスを崩した。
「おわっととと・・・・ぎゃー!」
「わーーー!!」
慌てて体勢を立て直そうと振りまわした手がゼノンを巻き込み、二人はそろって転んだ。
(おうげぐごうおっ?!)
(ぎゃーーー!!)
「大丈夫かい?」
あまりのみっともなさに、二人はは顔を真っ赤にしてあたふたと立ち上がろうとする。
「大丈夫か?」
タロウがゼノンを助け起こし、「あ、ありがとうございます」と言っている横に、銀色の腕が伸びてきた。

       ごすっ!

イイ音がして、マックスの頭がゾフィーの顎に直撃する。
「おっと」
「え? え?・・・・・ぎゃーーーー!!!」
顎を押さえて笑っているゾフィーを見て、マックスは絶叫した。
「な、なっ、なんて、こと・・・マックスーーー!!」
「あ、うお、え、だ、だって・・・・・」
「ははは・・・構わんぞ。子供は元気なのが一番だ」
そう言ってゾフィーが二人の頭を撫でる。
「は、はひっ・・・・・」
「ひゃ、ひ・・・・」
喉から僅かな空気が洩れて、二人はその場にぶっ倒れた。
「だ、大丈夫か?!」
慌ててゾフィーとタロウが二人を助け起こす。
「過呼吸みたいですよ、これ」
「過呼吸ーー?! なんで?」
「さあ?」
二人はそろって首を傾げると、子供達をソファーへと寝かせる。
「ところで、さっき『今日は二人』と言っていたが、他にもお前のところに来る子がいるのか?」
「え? ええ。メビウスって言う子と最初に友達になったんですよ」
ゾフィーはタロウの答えに渋面を作った。
「タロウ、おまえも教える立場になったんだから、いくら直接教えなくても、『友達』はいけない」
「なんでですか?」
タロウもこれにはムっとした表情をする。
「『友達』では、隣で支えることしかできなくなってしまう。おまえはこれから、先達としての姿を見せなければいけないのだ」
ゾフィーはそう言い置くと、教官室から出て行った。

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純米吟醸ぜあす

あるんですよ、そんな酒。
うちの父ちゃんが出光にちょっと仕事で行ったらもらってきました。ちゃんと出光のラベルが貼ってありました。でも気づいたときには、飲む前に全部母ちゃんが料理に使ってました・・・・・。
もう一本残ってないかな~と、台所をあさってみるのでした。

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拍手、ありがとうございます!

皆様、いつも拍手ありがとうございます!!


4コマさん>兄さん、確かに余計な知識ばっかり持ってますからねえ。タロウが海岸のがけっぷちでBBQの準備してたのは、案外兄さん対策なのかもしれません。
タロウも天然が酷いから、レオから見たらツッコミどころ満載なんでしょうね。
メビもまだまだお子様ですね。一年生は可愛いなあ。

yamiさん>兄さんの長い足に萌えてくださってありがとうございますw 兄さんは絶対にプロポーションいいはずです! アストラ可愛いですか? 子供っぽくなってないか心配ですが、可愛いならOkですね!
メビはヤキモチもちょっぴりあると思います。でもホームシックもあると思います。

ルナさん>×マスクは、レオも80も似合うと思います(笑) ゾフィー兄さんとセブン兄さんの間には、マリアナ海溝よりも深い確執があるのです。ええ、兄バカな二人なので。二人でどっちが弟を助けに行くか揉めに揉めたと思います。で、セブン兄さんばかり格好良いシーンを地球で見せているんですよ。兄さんは地道に外側をフォローしていると思います。

報告さん>メビが地球に行けたのは、成績も良かったからかもしれませんが、一番地球人に近い感情の持ち主、あるいは、感情表現ができるからだと思います。光の国の住人は清廉潔白な人が多そうな気がしますねー。あ、兄さんはもちろん別で(笑)

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セカンドコンタクト18

トントンと、タロウの教官室のドアがノックされた。
「はーい、開いてるよー」
「タロウー、お兄ちゃんだよー」
タロウは椅子の上から転がり落ちた。
「ちょっ、兄さん何言ってるんですか! 生徒に聞かれたらどうするんです!」
タロウはドアが閉まっているのを確認してから怒鳴った。
「事実ではないか」
「もっとマシな言い方あるでしょう?!」
全く・・・・とタロウは起き上がりながらゾフィーに椅子をすすめた。正面に自分も座る。
「それで、今日はなんですか?」
「いや、特にこれといって用はないのだが。教官職をやってみてどうかなと思ってな」
「意外とやれそうです。まあ、卒業対策とか戦闘の応用とかばっかりで、ラクだからってのもありますけど」
「そうかそうか。基礎学年だったらもうちょっと教え方とか大変になるしな」
「ん~、でも基礎学年の方が暗記モノが多くてラクじゃないかな?」
「そんなことはないぞ。第一、暗記すればいいというと、応用の利かない子に育ってしまうからな。そのものの成り立ちからしっかりと教えた方がいい」
「そうですかぁ?」
「そうだとも」
ゾフィーはソファーの上で昔を懐かしむように目を細めた。
「おまえとエースとでは、勉強の教え方を変えてあったんだぞ」
「ええーーー?!」
タロウは目を丸くしてゾフィーを見た。
「人により、教え方というものが変わる。それを早めに見分けなければいけないから、基礎学年の先生の方が大変だ。おまえの方がラクだぞ。最上級生なら、自分なりの勉強方法を確立させている生徒なんだから」
タロウは意外とばかりにゾフィーを見ていたが、少し考えてウンウンと納得して頷いた。
「わかりました」
「そうか。うんうん」
ゾフィーも嬉しそうに頷くと、小さな来訪音が聞こえた。
「はーい、どうぞー」


ガチャリと扉を開けると、正面にタロウの顔が見え、誰かまた来客がいた。
(なんだよ、また誰か来てるのかよ)
(仕方がない)
二人はこそこそと話をしながら、教官室の中に入った。
「ああ、マックスとゼノンだね」
タロウは笑顔で二人を手招きする。タロウの正面の来客は、その仕草に振り返った。
肩の徴が見えた。落ち着いた笑顔の下にある、胸の徴が見えた。
「っ・・・・・!」
ゼノンの呼吸が止まった。

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セカンドコンタクト17

「しょくん! 我々は何故、タロウ教官と会うことができないと思う?!」
拳を振り上げて力説するマックスを見て、メビウスはぼそりと呟いた。
「ここ、僕の部屋なんだけど・・・・」
「だが我々が集まるには都合がいい」
ゼノンがポンとメビウスの肩を叩いた。メビウスは大きく溜息を吐く。
「ゼノン、時間割は?」
「調べた」
ゼノンは寮の先輩に頼んで、上級生の時間割をもらってきていた。タロウの担当科目がこれでわかる。
「これによるとタロウ教官の今日の時間割は、昨日よりも早い! よって、今日は何時もより早く出撃するものとする!」
誰のマネをしているのかわからないが、マックスは最後にオホンとわざとらしい咳をした。
「では、行くぞ」
「・・・いいよ、二人で行ってきてよ」
メビウスは肩を落として投げやりのように言った。
「な、何言ってんだよメビ!」
「どうした?! 気分でも悪いのか?!」
「そうじゃないけど・・・・」
昨日、タロウは「また遊びにおいで」と三人の頭を撫でてくれた。それから、なんとなくメビウスは気分が悪かった。それがどうのこうの説明はできないのだが。
「僕は行きたくないから、二人で行ってきてよ」
「だっておまえ、タロウ教官だぞ!」
「君だってあんなに嬉しがっていたじゃないか」
「いいってば!」
メビウスにしては珍しく大声を出すと、彼はマックスとゼノンの手を引っ張って、部屋の外へと連れ出した。
「お、おい、メビ!」
「メビウス、どうした?! 何か気に障ったか?」
メビウスは二人を無言で締め出すと、ベッドの上に身を投げた。
「・・・・わかんないよ・・・・・」
タロウが撫でてくれた頭を、そっと自分で撫でる。
「お父さんとお母さんに、会いたいなぁ・・・・・」

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セカンドコンタクト16

「・・・・!! そういえば・・・・・」
「ええ?!」
「それでよく筆頭教官なんて・・・・・!」
80とレオはマスクをつけたままなので、少しもごもごした声をあげた。
「そういえば、タロウ兄さんって俺達がここに来たのと同時に帰ってきたんだっけ・・・・」
「免許取ってるヒマなんてなかったからな。まあ、あのアホったれも教員免許なしに筆頭教官やっていたんだ」
「アホったれ?」
80は首を傾げるアストラとレオに、マスク越しにもごもごと耳打ちした。
「セブン兄さんのことです。ゾフィー兄さんとは昔何かあったらしくって、結構仲が悪い時があるんですよ」
「何かって?」
「そこまでは・・・・・」
『何か』を後で知れば大いに脱力するか、暴れまわるかの二択になるだろうことは、まだ誰も予想していない。
「え、セブンさんって筆頭教官だったの? しかも無免許?」
「高学年はほとんどその分野のエキスパートを招いて教えているので、教員免許の有無は関係ないんですよ。多くは警備隊のOBですし。免許が必要なのは基礎学年を受け持っている者だけです」
「あ、そなんだ」
頷くアストラの横で、×マスクをつけたままのレオも頷いた。
「タロウも100年ぐらいの間に、免許を取りたければとればいいだろう」
「100年? すぐに取らせないんですか?」
アストラが80に突かれて代わりに質問をする。
「100年もすればあのバカったれも戻ってくるだろう。その時に決めればいい」
「確証はあるんですか?」
「ファイナルクロスシールドなどと御大喪な名前にしてはいるが、相手が概念存在では分が悪いとしか言いようがないな。100年もあれば自然に怨念がたっぷり溜まって出てくるぞ」
ゾフィーはそこで実に優雅に微笑んだ。
「早いに越したことはないがな。
まあ、その間にも卒業生は出るのだ。タロウには私から言っておこう」

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拍手、ありがとうございます!

4コマさん>怖かったです~! いきなりナイフですもの! こればっかりは夢で良かったです。しかしなんでしゃぶしゃぶなんでしょうか。和風の建物なのに花嫁はウエディングドレス着てたし。ああ、しゃぶしゃぶ食べたい。ポン酢がいい。

yamiさん>荒唐無稽すぎて、夢に想像力が追い付いていきません(笑) 夢のストーリーどおりなら、私はビートルに乗ってテンペラー星人を退治にいくはず!(高校の時に見た夢)
あ、でも民間人が戦闘に巻き込まれて入隊なんて、ガンダムちっくな・・・・北斗と南もやったけど。光太郎さんもやったけど。

報告さん>悪の組織は宗教っぽく「教祖様」とか言ってました。メフィストとか悪魔系の名前からでしょうか。知りあいのおじちゃんおばちゃんがパートで働きながら洗脳されているみたいなんですよ。ある意味リアルかも。
ラッキーアイテム、確かに弟達やヒカリちゃんが不幸になりそうな気がします。バナナの皮で滑るとか。

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セカンドコンタクト15

80は、あるイヤな予感がしてゾフィーに尋ねた。
「ゾフィー兄さん、まさか地球のTV番組か何かを見たんじゃないんでしょうね」
「うん、見た。面白かった」
ゾフィーは実に満足そうに頷いた。
「そんなことをしているヒマがあったら、仕事をするか仮眠すればいいでしょう!」
「ただ寝るだけなんてつまらん。先にストレスを解消させないと」
仮眠室で地球から送られたビデオを見ていて寝不足になっていては世話がない。
「間違った地球の知識を持たないで下さいよ!」
「あー、よくある間違った日本観ってのと一緒だな・・・・」
レオは日本を出て旅をしている間のことを、しみじみと思い出した。
「なんだかよくわからないけど、ゾフィー兄さんが偏ってることだけはわかるよ」
アストラは同情したような声を出した。80は更に「せめてNHK!」と叫んでいる。
ゾフィーはもう80の声を聞き飽きたのか、長い脚を組んでつーんとそっぽを向いた。
「それ、つけろって意味じゃない?」
アストラはなんとなく×印のついたマスクを指差した。レオと80はそろってため息をつくと、マスクを口にかける。
「うんうん」
ゾフィーはその姿を見て頷くと、三人の方を向いた。
「レオ、君の言うことは確かに正しい。が、それがあてはめられるのは、最前線で戦う新米に対してだ」
「・・・・・俺、新米ーーー!!」
「実践で全部鍛えられているならともかく、学校で基礎から教わっている生徒には、そう教えても理解できる者は少ない。彼らには辞めるという選択肢もあるからな。君の考えは高学年になれば理解のできる者が出てくるだろう。少しは実習で外に出すし。
それに、子供は褒めて育てるものだ」
ゾフィーはそこでお茶を一口飲んだ。
「それと80、君は間違いを犯してはいないのだが、重大な見落としをしている」
「見落とし?」
「そうだ。アイツ、教員免許持ってないぞ」

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

セカンドコンタクト14

「昨日、タロウ兄さんの部屋にいた時に、一年生の子が私を探してきたのですが、その子達に一緒に勉強を教えてくれたんですよ」
「なんだ、いいじゃないか」
「それがいきなり答えを教えちゃって。しかも一年生は公式を暗記すればいいだなんて」
「ほう」
「そういえば、似たようなことがありましたよ」
レオはゼブルンの淹れたお茶をすすって、憮然と顔をあげた。
「俺の方もやっぱり一年生なんですが、強くなりたいというから特訓をしていたんです。
そうしたら一年生なんだからそこまでしなくていいと言って、途中で止めさせたんですよ」
「なるほどなるほど」
「しかも一年生は俺達が守ってやればいいって・・・・」
「うんうん」
「そんなんじゃいざという時に他人に頼ってしまう。そうなってからじゃ遅いんです!」
ゾフィーはお茶を一口飲むと、ごそごそと何かを取り出すと、80とレオに渡した。
「?」
「こ、これは・・・・」
「何これ?」
隣から顔をのぞかせたアストラが正直な感想を口にする。
それはガーゼマスクに赤マジックで×印を大きく書いてあるだけのものだった。
「二人とも、ブー。ほら、早くつけろ」

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

相変わらず変な夢を見ました。たぶん、連作。でも後ろ二つは面白くなかったので省きます。

家から車で10分ぐらいの国道の坂道をなぜか歩いていると、行列ができていました。なんだろうと思って行列の先頭にいくと、和風の構えのお店です。しゃぶしゃぶ屋さんだというのがわかっているのですが、現実にはこの場所にあるのは自動車屋です。夢の中って場所が変わっちゃうんですよね。
5歳ぐらいの男の子が先頭にいて、何が始まるのか聞いてみました。
「ここの息子さんが結婚するんです」
しっかりした子だなあ。でも行列になるぐらい有名どころなのか。何が始まるのかその場で待っていたら(行列に割り込んでる、今考えると)、ロンドンの二階建てバスみたいなのが店の前に止まりました。二階のドアが開いて、タラップみたいに長いのがウイーンと店の前に下りてきて、中から花嫁さんと花婿さんが出てきました。おめでとーと、周りから花やライスシャワーが投げられます。私がふとバスの一階の方を見ると、カーテンで見えなくなっていました。と、そのカーテンをちらりと開けた姿が。めメビ?! メビはちょっとだけ笑ってこっちに手を振ってくれたのです。そしたらそのカーテンを更に広げてマックスやらアグルやら、ウルトラさん達がいっぱい! なんじゃこりゃ?! まさか披露宴でウルトラショーが?! そんな某ネズミ王国の挙式なみにゴージャスなことが?! そんな結婚式のパックがあったら速効で申込ますよ! 
で、花嫁さんと花婿さんが店の中に入っていくと、カーテンが閉まって、今度は一階の出入り口が開きました。中から仁王立ちのポーズを決めて出てきたのは・・・・ダークメフィスト。・・・・なんでおまえなんだよ。
メフィストはそのポーズから、一気にジャンプをすると、ライダーキックで(ここだけTV画面みたいになって青のエフェクトがかかった)店の前に着地しました。そのままこっちを見ることもなく、つかつかと店の中に入っていきます。「メフィスト・・・・・」と思わず私がつぶやいてしまったら、いきなり左右の背後からナイフを喉元につきつけられました。ぎゃ!と振り返ると、なんか外人の男女が怒ってるみたいなんですよ。「あの人の名前がメフィストなんですよ」と、私のすぐ側で5歳児が教えてあげたら、その二人はナイフを渋々と引っ込めてくれました。ありがとう、男の子。君はひょっとして兄さんの人間体が21の擬態か。そしてなんでこの外人さんは怒ってるんだ。悪魔の名前だからですか。

・・・・というところで第一回の夢が。第二回、第三回は、このしゃぶしゃぶ屋が悪の基地らしい?! という衝撃の事実を調査している話でした。熱にうなされてると、おかしな夢を見ますね。全く。

テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

ラジオ局にて オマケ

「魔法使いはいないけど~♪ 何時も仲間が傍にいる~♪」
タロウが隊長室に入ると、珍しくゾフィーが歌なんか歌っていた。
「珍しいですね、兄さんが歌なんて」
「うむ、実は廃番になっていたシングルを偶然発見してな」
ゾフィーは嬉しそうにプレートを取り出してタロウに見せた。
「惑星ビッグスッターの伝説のアイドル『勇者隊』だ。持っていると幸せになれるという言い伝えがある」
「胡散臭ッ! 
でもビッグスターの住人じゃないですよ。この三人。地球人みたいだ」
タロウはシングルのジャケットを見て言った。三人の小学生ぐらいの子供たちがポーズをとっている。
「その辺もミステリーの一つだろうな」
「ミステリー?」
「そうだ。発売一週間で、全宇宙で200億枚を売り上げたが、ファーストコンサートが引退コンサートという伝説だ。しかも十年前」
「バカ言わないでくださいよ。十年前なら僕だってこっちに帰ってきてたんですから、発売一週間で200億枚なんてチャートぐらい憶えていますよ」
「そうだ。私も憶えていない」
「え?」
ゾフィーは机の上に肘をつくと、両手を組んでそこに頬杖をついた。
「だが、これは現実に発売された。もちろん雑誌にも掲載された。にも関わらず、たった十年でシングルは100枚程度しか残っていない。掲載されたはずの雑誌には載っていない。代わりに別の特集が組んである」
「どういう、こと、ですか?」
「何らかの超常的な力が働いているとしか考えられないな。シングルを持っている人が一緒に雑誌を持っていたが、そっちにはこの勇者隊の特集がちゃんと載っていた。だが図書館や雑誌社のバックナンバーにはない。シングルの発売元の会社は倒産し、そのどさくさでマスターデータがない。再販もされていない」
「それじゃ逆に呪われているみたいじゃないですか」
ゾフィーはタロウの言葉に嬉しそうに口元を綻ばせた。
「ズミカを知っているだろう?」
「もちろん。宇宙的に有名な女優じゃないですか」
「彼女はこのシングルを手にしてから、一気に有名になった。
他にも大統領になったり、財閥を築いたり、ここ十年で成功したものは、大概このシングルを持っている。
それだけじゃない」
「他にも何か?」
ゾフィーは待ってましたとばかりにプレートを取り出した。
「惑星ファンタジオンでは二分化していた戦争が収まり、惑星ガーランドは地上汚染警報が7000年ぶりに解除され、惑星ムッティでは――これは我々の力不足もあったが――原住民を捕食していた宇宙怪獣がいなくなった。いずれも、このシングルの所有者がいる」
「まさか。たかが音楽データ一つに・・・・」
タロウは手の中のシングルを見た。
「幸運を招くというのなら、それぐらいの曰くがあった方が面白い」
ゾフィーはタロウの手からシングルを受け取ると、机の上に飾った。
「さて、私はどれだけこのシングルのことを憶えていられるかな?」
ジャケットの中の三人組が、ウインクした気がした。

                                  おしまい
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

ラジオ局にて21

「明日人さん、また・・・・」
ミリーが流石に疲れた様子でまた来訪者を連れてきた、。
「今度は誰・・・レディ・・・・・」
ミライは入ってきた途端、ずらりと居並ぶ兄たちに目を丸くしたが、きちんと挨拶をした。
「どうしたのレディ?」
「その、ごめんなさい!」
ミライは床に頭がつきそうな程、頭を下げた。
「僕、全然明日人さんの相談にのってあげられませんでした。
助けることも、できなくて・・・それで、あの後どうしたのか、ずっと気になっていて・・・・」
しょんぼりとするミライの肩に、慌てて明日人は手を置く。
「いや、あの時は俺が悪かったんだ。ごめんよ、レディ」
「明日人さん・・・・」
顔をあげるミライの背景に、兄たちの顔が並ぶ。
「明日人、おまえは妹に八つ当たりしたのか」
「しかもこんなに落ち込ませて」
「タロウが見たらダイナマイトじゃなすまないぞ」
「なんだったら連絡するか? 今すぐ」
「や、やめてください!」
明らかに楽しそうな兄達に、明日人は後辞去る。そのままゲンにぶつかった。
「明日人」
「いや、これは、その・・・」
「打ち合わせはどうした?」
「え?」
唐突に言われて壁にかけた時計を見る。
「ああ! 間に合わない?!」
明日人は慌ててバッグを取ると、ミライの頬にキスをした。
「何っ?!」
北斗達が硬直する。
「ごめんね、レディ。お詫びは後でちゃんとするから」
「はい、あの・・・・」
「おい、明日人!!」
「すみません、行ってきますーーー!!」
明日人はバッグを持って事務所の外に飛び出した。
「おい、ゲン!」
「すみません、ちゃんと後で詫びさせますから。とりあえず、今夜は奢りますよ」


明日人は、すっかり暗くなった街を走っていた。
さっき次々と現れた『兄達』のことを思い出し、『妹』を思い出した。取り次いでくれたミリーも、そして、事務所のスタッフ達。泣きべそなんて言われたの、何年ぶりだろう。
父の事を思い出したのも久しぶりだった。普段は努めて思い出さないようにしている、優しくて辛い思い出。
(ああ、くそ・・・・なんだって俺には、こんなに近くに、人がたくさん、いてくれるんだろう・・・・!)
 
 真っ直ぐ 行こうか 戻ろうか 
 迷っては 僕たちは ケンカしてた
 それでも 最後は 笑ってる

(笑ってる・・・・俺は今、笑ってる・・・・!)
自然と洩れてきた笑みを自覚して、明日人の笑みがますます深まった。
心配してくれるミライがいるのが嬉しい。それを思えば、慌てふためき、怒るタロウやリュウの事も想像できて、ワクワクしてくるのが止まらない。
「イヤッホーー!!」
天に向かってジャンプした。


                     FIN 【“ラジオ局にて21”の続きを読む】

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

ラジオ局にて20

「社長、お客様がおいでです」
ミリーの言葉の後に、闖入者はひょいとドアの向こうから顔を出す。
「どうした? ケンカか?」
「北斗さん?!」
ゲンが軽く頷くと、ミリーは道を北斗に譲り、軽く会釈をしてその場から立ち去る。
「さっきは電話を切っちまったからな。どうした? 何か用があったんだろう?」
「え? ええ・・・その・・・」
「わざわざ来てくださったんですか。すみません」
ゲンが代わりに頭を下げる。
「いいさ。ちょっと材料を仕入れようと思ってたところだしな」
またミリーの声がした。
「明日人さん、お客様です」
ミリーの頭上から、ひとつ抜きんでた大柄な男性が顔を出す。
「郷さん!」
「やぁ」
「どうしてここに?」
「さっき君がかけてきた電話、あれ、次郎が電話をかけてきたのにそっくりだと思いだしたね。何かあったのかい?」
「まあ、その・・・・」
明日人が言葉を濁していると、またミリーが来訪者を告げた。
「隊長?!」
今度はゲンが驚く番だった。ダンとハヤタが一緒に来ていたのだ。狭い部屋の中が一気に狭くなる。
「さっき明日人が電話をかけてきてな」
「どうも泣きべそをかいているみたいだったから心配になってきたんだ」
明日人はその言葉に顔を赤くした。
「おいおい、いい歳してみっともないぞ」
「そうかそうか。確かに次郎の泣きべそ声とそっくりだった」
「や、やめてくださいよ!」
あははは・・・と呑気な笑い声が広がる。

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

セカンドコンタクト13

80は警備隊の本部ビルでレオ兄弟とばったり会った。
「あ、レオ兄さんにアストラ兄さん」
「やあ80。珍しいな」
「ええ、ちょっと。お二人も隊長室にですか?」
「まあ、帰っても寝るだけだしね」
三人は揃って隊長室の前に立つと、レオが年長者としてノックした。
「は~い」
中から野太い声がして、ゼブルンがドアを開ける。
「あ、レオさん達。こんにちは」
「よ、ゼブルン」
「隊長でしたら今、ちょうど休憩中ですよ。どうぞ」
ゼブルンの案内で中に入ると、秘書達もそれぞれ好きなことをして息抜きをしている。
「「こんにちはー」」
双子の少女が元気に挨拶をし、大人の女性二人も会釈をした。奥で好きに石を並べたり本を読んでいる二人は顔をあげずに片手だけをあげる。
「仕事してるの・・・・・?」
「たま~にこういう日もあるんですよ。ほとんど毎日残業ですけど」
ゼブルンはそう言って三人を応接室に通すと、奥の仮眠室からゾフィーを呼んできた。
「ああ、レオ達か。80も良く来た」
とても寝ていたようには見えない、むしろ夜更かししていたようなゾフィーが入ってくる。
「どうも」
「報告書を出しにきました」
「うん、ご苦労。80の方は珍しいな」
「ええ、ちょっと・・・・・タロウ兄さんのことなんですが・・・・」
途端にゾフィーの表情がすっと引き締まる。
「タロウが何かしたのか?」
ゼブルンがお茶を持って入ってきた。

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

拍手、ありがとうございます!

お返事、遅くなってすみません・・・・orz

昨日、マスクをしていたら、風邪が治った、という瞬間がありました。いきなり別の部屋に入ったみたいに、「あ、今治った」というのがわかった瞬間。マスク外したら、呼吸も元通りだし鼻水もない。頭痛も熱もない。
しかし今日はいきなり鼻水がまた。ぶり返しか?! ・・・・・目がかゆいんですが、これはひょっとして・・・・花粉もキターーー!!


4コマさん>「アストラ」の番組みたいですよね~。ヒカリサーガみたいなのでいいから! アストラだとやっぱり世直しの旅でしょうか。水戸黄門よりもマカロニウエスタンな感じが似合いそうです。それとも寅さんみたいにあっちこっちで恋をしてしまうのか。
あ、あとゾフィー兄さんの話もみたいです。
タロウの方が80先生より人気があると思います。大隊長の息子だし。ツノとか格好良いから、やっぱり憧れると思います。

yamiさん>光太郎さんに勝てないのはミライに勝てないのと一緒で(笑)で、あの笑顔に負けてしまうんじゃないんでしょうか。まあキザったらしいこと言ってるとお子達にギャグキャラに突き落とされてしまいますよ。

報告さん>まだ光太郎成分が抜けていないので、子供にフォローされています。抜けても多分、フォローされてしまうんじゃないんでしょうか。

テーマ:小さなしあわせ - ジャンル:日記

ラジオ局にて19

明日人は結局、事務所に一旦戻った。一度仕事のことを思い出してしまえば、それを忘れるのは容易ではなかった。 子供の時入った父の執務室の中が頭にちらつき、一度決めた約束を違えるこなどしてはならぬと、言い聞かせられたことを思い出した。
人の気配を伺い、裏口から入る。さっきゴロゴロしていた部屋はまだ散らかったままで、楽譜もテーブルの上に置きっぱなしになっていた。放っておいたバッグの中に楽譜を詰め込む。まだスタジオに行くには少し早い時間だった。
明日人はソファに寝転がると、時計代わりにTVをつけた。アニメが映り、ロボットが適当に喋っていた。
『おお~っと、オイラ達を忘れてもらっちゃぁ困るぜい!』
不意に聞こえた声に、明日人は顔をあげてTVを見た。
「?!」
『なんてったって主人公! 原島タクヤだぁ!!』
『同じく主人公! 時村カズキ!!』
『僕だって主人公! 須賀沼ダイ!!』
何所かで聞いた声と見た姿が、二次元で映っていた。
「えええーーーーーー?!?!?」
明日人はTVにしがみついた。
「ちょっと?! 何?! どういうことーーー?! 何やってるの君たち?!」
『信じる信じないは、そなたの自由』
赤い髪の青年が言った。海賊の衣装を着ていた。
「海賊の、衣装・・・・」
『もっと凄い冒険、始めようぜ!』
『心得た!』
と、続けて聞こえてきたのは。
「《僕らの冒険》だ・・・・」
【あれ、オイラ達のテーマソングなんだぜ】
【オレ達こう見えても冒険者なんだ】
「まさか・・・・そんな、わけ・・・・
ちょっとぉ!!!」
TVに向かって抗議をあげ、ガンガン叩いていると、ゲンが入ってきた。
「明日人、帰ってたのか。何をしているんだ」
「だって、これ・・・兄さん・・・・ちょっ・・・」
明日人はゲンとTVと交互に見た。
『ってなわけで、最終回だよ! 全員集合~~~!!』
「何が最終回だよ!」
「何をTVに向かって怒鳴っているんだ、さっきから」
『皆も、冒険しろよ~~!!』
「冒険しろよじゃないよ!」
明日人はCMを流し始めたTVをまた叩いた。
「よさないか」
「だってこれ・・・何?! 今日の俺は何だったの?!」
「何時ものお前らしくなかったが」
「しかもその挙句がこれ?!」
「TVがどうしたんだ?」
その時ノックがした。
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

セカンドコンタクト12

「それじゃ、何処がわからないんだ?」
80が顔を向けたので、メビウスはプレートを開いて見せた。
「ここなんですけど、どうしても答えがわからなくて・・・・」
タロウは80からは離れた位置に座っているマックスとゼノンの正面に移動した。
「何処のところを聞いているんだい?」
「あ、わわっ! た、多分、ここです!」
ゼノンは慌ててプレートを開いて、メビウスと同じ個所を指した。
(あー! ゼノンもマックスもずるい!)
「ここはだね、まず文章の問いかけから判断をして、そこに当てはまる公式を探すわけなんだが・・・・」
80が丁寧に教えている横で、
「あー、これね。答えは4だよ。公式は3ページ前のやつを使うと出てくるから、計算してごらん」
タロウがあっさりと答えを教えていた。
「ちょ、ちょっとタロウ兄さん!」
「ん?」
「すっげー! 簡単に答えが出ちゃった!」
「君達、それは出ちゃったじゃなくて、言っちゃったんだよ。
タロウ兄さん、彼らにはまず考える力を養うように教えないといけないんですよ」
「1年生の授業なんて公式の暗記だけしておけば大丈夫だよ」
「いえ、あのですね。どうしてその公式が成り立つのかが重要なんです」
「要は上の学年の授業でちゃんと応用して組み立てられればいいんだろ?」
「ですから! そのためにはですねぇ・・・・」
頭上で語気が荒くなってきた二人を見て、子供達はそっと額を寄せた。
「・・・・なんだかマズいような気がするのだが・・・・・」
「うん・・・・タロウ教官が怒られてるみたい・・・・・・」
80先生は大好きだが、まだお近づきになっていないタロウが怒られるのもなんだか気の毒だ。
「はーいはい! タロウ教官ー!」
マックスは元気に助け舟を出した。
「地球ってどんなところなんですか?!」
「え、地球?」
タロウが振り向き、ゼノンもメビウスも「うんうん」と首を上下に振る。
「とっても綺麗なところだよ。水と緑がいっぱいで。自然が多いから、いろんな動物がいてね」
地球の話をし始めたタロウに、80はやれやれと溜息をつき、自分もその話題に加わった。

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

ラジオ局にて18

明日人はコートのポケットに手をつっこんだまま、夕方になりかけた街を歩いていた。
(なんで、なんで何も残っていないんだ?!)
あの放送を何人の人間が聞いていたんだろう。道行く人々を片っ端から捕まえて聞いてみるか。
「・・・・そんなこと、できるわけない・・・・」
通り沿いのショップから16時を告げるメロディが流れてきた。
(17時半から打ち合わせだっけ・・・・・)
楽譜はまだ事務所に置いてある。暗譜はしていたが、スタッフとの打ち合わせをするのにそうはいかない。
だが、ゲンともミリーとも顔を合わせたくなかった。
(やめちゃおうかな・・・・)
溜息を吐く前に息を吸うと、ポンポンと足元にサッカーボールが落ちてきた。
「すみませーん!」
小学生ぐらいの男の子が、街中にある小さな公園の茂みをかきわけて明日人の前に出てきた。明日人はかがんでサッカーボールを拾いあげた。鎖が小さく音を鳴らす。
「これかい?」
「はい! ありがとうございます!」
男の子に手渡すと、僅かに手が触れ合う。
「おーい、ボールあったか~?」
「あったあった!」
男の子は友人の声のするほうに手を振り、明日人に頭を下げると公園の方に戻っていく。
明日人は、男の子と触れた手を見つめた。
「あの手の温もりはなんだったんだろう・・・・・」

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

セカンドコンタクト11

「こちらマックス、異状なし」
「こちらゼノン、異状なし」
「こ、こちらメビウス、異状なし!」
子供達は、中央棟の廊下の角をそれぞれ見張って、報告しあった。
「よし、行くぞ!」
「うん!」
十字路で合流し、廊下の突き当たりの教官室のドアを慎重にノックする。
「開いてるよー」
(((やった!)))
タロウの声に、三人は顔を見合せて手を握りしめた。
先日はタロウの部屋に入ることができなかったから、今日は慎重に行動した甲斐があるというものだ。
「し、失礼します!」
二人に先に押し出されたメビウスが、教官室の扉を開ける。
入った突き当たりは本棚の横が見える。人一人分の間を開けてまた本棚があり、その奥は見えない。少し手前に視線を戻すと、斜め右の広めのスペースにソファとテーブルが置いてあって、来客スペースになっている。手前には誰かの背中があった。正面側にいたタロウが「やあ」と手をあげた。
「タロウ教官!」
メビウス達が息せき切って教官室に雪崩れ込むと、
「おや、メビウス達じゃないか」
来客が後ろを振り返った。
「え、80先生!」
80はメビウス達が教科書用のプレートを抱きしめているのを見ると、「質問があるのかな? わざわざ探しにきたのかい?」と笑ってみせた。
「あー・・あのー、そのー・・・・」
(ああ、なんか違う~~! なんか違う~~~!!)
隣でもだえるマックスを横目で見て、メビウスはしどろもどろになんとか頷いた。
「いいよ、こっちにおいで」
タロウはそんな彼らの内心を知らず、手招きをする。
「もう話も終わるから。どうせならここで質問していけばいいよ」
「いいんですか、タロウ兄さん」
「いいよ、別に。
それにしても80はいいなあ。こんなに可愛い子達の担任で。僕なんか卒業間近だからゴツイのなんのって。年が近いと可愛げもないし」
「何言ってるんですか」
メビウス達は、80側のソファーの反対側に、そっと座った。
(や、やった・・・・・)
正面のタロウを見て、小さな達成感が沸きたった。

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

ラジオ局にて17

「あれ? 明日人さん、どうしたんですか? 何かありました?」
ラジオ局に行くと、明日人は出演した番組のスタッフを見つけて話しかけた。
「ああ、あの・・・この間出演した時に来た、メールをもう一回見せて欲しいんですが」
「メール?」
「ほら、リクエストメール」
「え?」
スタッフは隣にいたスタッフの方を見る。話を振られた方と一緒に首を傾げた。
「明日人さんの出た日は、リクエスト形式じゃなくてルーレット形式の日でしたけど」
「はあっ?!」
「100万曲の中からランダムに選んで~ってヤツですよ」
「あの日に来たやつだと、ゲストへの質問メールだけですねえ。ちょっと出してきましょうか」
「え、ええ・・・」
コーヒーで温まったはずの明日人の顔色が、また悪くなった。
「それじゃ・・・OAされた放送内容って録音してありますよね? 生でも」
「ええ、うちはとってありますよ。ちょっと待っててください」
突然の来訪と依頼だったが、スタッフは快く対応してくれて、簡単な応接スペースに案内される。
(大丈夫、大丈夫・・・きっとある・・・・)
自分が喋ったことが、絶対に残っている。
膝の上に肘をついて、祈るように待っていると、スタッフがメールを印刷したものを持ってきてくれた。
「ありがとう」
明日人は受け取った紙をめくって見た。確かに質問のコーナーはあった。書かれている質問は答えたものと同じものだ。
「これだけ、ですか?」
「ええ」
「連名のは?」
「え?」
「三人で連名になっているメールはありませんでしたか?」
「いいえ。そこになかったらないですね」
明日人が震える手つきで印刷物を折り畳んでいると、もう一人のスタッフが戻ってきた。
「すみません、明日人さん」
「あ、いえ・・・何か?」
「それがですね、次の日の放送分で、明日人さんの日の分を上書きしちゃいまして・・・・」
明日人の手から折りたたんだメールが落ちた。
「何ーーー?! バカかおまえ!」
スタッフの一人が怒鳴る。
「違う、俺じゃないって! いやホント!」
「・・・・そうですか・・・・」
明日人はゆらりと幽鬼のように立ち上がると、メールを拾ってテーブルの上においた。
「ありがとうございます。お邪魔しました・・・・」
「あ・・・おかまいもしませんで・・・・」
部屋から出ていく明日人を見て、スタッフ達は顔を見合わせた。
「どうしたんだ?」
「さあ?」

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

ラジオ局にて16

明日人はコーヒーショップに入って一息ついた。
架空の光太郎に怒鳴ったらいきなり疲れが出てきた。砂糖をたっぷり入れたラテを掌で包んで啜る。
素顔のままだったが、精彩を欠いた明日人を見て、誰もそこに芸能人がいるとは気づかない。
(なんで誰も憶えていないんだろう・・・・)
あの兄達とて、嘘をつくような人間ではない。
(他に、誰か知っている人・・・・何か証拠は・・・・)
店内には有線放送で、外国の曲がずっと流れていた。
はっと明日人は顔をあげた。
(そうだ! ラジオ局!!)
一番肝心なところを忘れていた。全てはあそこに、リクエストメールが来たから始まったのだ。
(局に行けば、まだメールが残ってるかもしれない!)
明日人はラテを飲み干すと、タクシーを拾って急いでラジオ局へと向かった。

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

拍手ありがとうございます!

あっという間に7000ヒット! 本当にありがとうございます!!
毎日見てくれる人がいるって幸せですね。

yamiさん>憧れの先生、いいですよね~。この期待を裏切らないのがタロウなんだろうなー。兄さんはいろいろとアレだけど(笑) でも極少数しか気付かないんだ。
光太郎さんが先生だったら、何時間でも授業受けていられます。できればぶっ倒れて介抱されたい。

4コマさん>お久しぶりです! お体大丈夫ですか? かく言う私も風邪ひいてますが、ホメオパシーの先生は、年に2回ぐらい風邪ひいて寝込んだ方が大病をしないと言っていたので、総合して健康と! お互いそんな感じだと思います。
タロウ兄さんとレオ兄さんは、初期はだいぶ衝突とかあったと思います。

報告さん>レジェンドラの超パワーです。ゴルドラン的視点で見れば、金色の派手な忍者の空影ちゃんが目立たない理由とか、街中で戦闘しても被害がでない理由になるんですが、実際にはメモリーポリスみたいなもんなんですね。考えてみたら怖いなー。

テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

セカンドコンタクト10

タロウが渡り廊下の窓から手を振っている。
「タロウ兄さん!」
レオも振り返すと、タロウは窓を乗り越えてレオ達の側に来た。
「なんてことしてるんですか」
「いいじゃないか。早いんだから。
あれ? 君はこの間の・・・・・」
タロウはレオの足元でへたりこんでいるメビウスを発見した。グッロキー状態のゼノンと、大分息切れしているマックスも。
メビウスはタロウに憶えてもらっていたことが嬉しくて、何度も首を上下させた。
「何やってるんだ?」
「ただの基礎訓練です。まだ腕立て伏せの500回しか終わっていません」
「そんなにやったのかい? 偉いな」
タロウは屈んでメビウス、マックス、ゼノンの頭を撫でた。
「・・・・!」
メビウスとマックスは顔を見合せて目を見開いた。
「まだまだです。あと500回残ってるし、腹筋とスクワットも・・・・」
「まだ一年生なんだから、そこまでしなくたっていいじゃないか」
「何言ってるんですか。一年生だからこそ、早く実力をつけて・・・・・」
「そんなに急がなくたって、僕達が守ってあげればいいじゃないか」
タロウはそう言うと、ダウンしているゼノンを抱え上げた。
「あー・・・・」
マックスが羨ましそうに見上げる。メビウスはこの間抱っこしてもらったし。
「ん? どうした?」
タロウはマックスの肩を抱いて、立ち上がらせる。続いてメビウスも。それがちょっと不満だったが、それでもマックスは嬉しかった。
「じゃあ、今日500回やって、明日1000回にすればいい」
「そんな甘いことでどうするんですか」
「まあまあ。
じゃあ保健室にでも行こうか」


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